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工芸+建築 融合の世界 21世紀美術館企画展開幕

個性あふれる作品が並ぶ「工芸建築」展=7日、金沢市の金沢21世紀美術館で(吉野茂之撮影)

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 「工芸建築」をテーマに建築家や陶芸家、画家らが自由に発想した作品の企画展が七日、金沢市の金沢21世紀美術館で始まった。金沢21世紀工芸祭(北陸中日新聞協賛)の一環。工芸と建築を結び付けることで、ものづくりのあり方を見つめ直すことを狙う。十九日まで。

 展示室の天井からいくつも垂れ下がった白い幕に「建築は複合的な芸術表現」などと書かれている。アートや建築関係者らでつくる「金沢まち・ひと会議」で議論されたキーワードで、企画展はその発想を形にしようと初めて開かれた。

 画家の真壁陸二さん(金沢市)と建築家「HIPSQUARE」(富山市)は、雪国に多い三角屋根を作品にした。屋根には「土地の記憶を掘り下げた」森や波などが描かれている。

 陶芸家の中村卓夫さん(金沢市)と建築家の小津誠一さん(同)の作品は老朽化した町家を題材にした。町家の土壁を仕上げるプロセスを見せ、その壁に鮮やかな陶板を組み込んだ。

 「建物以外で町家を残す方法を考えた」と小津さん。「工芸建築」展は来年以降も続ける考えで、「さまざまな工芸が集積する金沢で、これからの工芸建築を探っていきたい」と話した。 (押川恵理子)

 

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