トップ > 北陸中日新聞から > 北陸発 > 記事

ここから本文

北陸発

野球部員転落死で告訴 父親 金沢西高指導者3人を

 石川県立金沢西高校の野球部員だった松平航汰(こうた)さん=当時(15)=が昨年十一月、球拾い中にグラウンド近くの新大徳川へ落ちて死亡した事故で、転落を防ぐ対策を怠ったとして、航汰さんの父忠雄さん(47)が、部の監督や当時の部長ら指導者計三人を県警に告訴した。県警は業務上過失致死の疑いがあるとみて、告訴状を受理した。関係者への取材で分かった。

 告訴状の受理により、県警は過失が疑われる責任者を書類送検する見通し。事故直後から捜査を続けており、監督らが危険性を知りながら、対策を怠った可能性があるとみている。

 関係者によると、監督は二〇一五年三月に、自身がボールを拾おうとして川へ転落。その経験を踏まえ、航汰さんが入部する以前は、ガードレールを越えて川に落ちたボールを拾わないよう全部員に注意していた。指導は次第におろそかになり、航汰さんら当時の一年生部員には、川へ落ちたボールを無理に拾う必要がないことを知らせていなかった。

 忠雄さんは「息子が亡くなった責任をうやむやにしたくなかった。指導がどうだったか、判断してほしい」と告訴に踏み切った思いを語った。

 同校の山越善耀(よしあき)校長は告訴について「(同校は)これまでも事情聴取などの捜査に協力してきた。告訴された三人も含めて今後も協力していきたい」と話した。

 事故は昨年十一月五日午前十時半ごろ起きた。練習試合中に外野ネットを越えて川に落ちたホームランボールを拾おうとして、航汰さんが転落。意識不明で病院に搬送され、二日後に死亡した。

 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索