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富山の交番襲撃 殉職の警官悼む 警察葬に450人

富山県警本部長らが別れの言葉を贈った稲泉健一警視の警察葬=7日、富山市の県民会館で(代表撮影)

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 六月に起きた富山市の交番襲撃事件で殉職した富山県警の稲泉健一警部補=当時(46)、警視に昇進=の警察葬が七日、同市の富山県民会館で営まれ、遺族や警察官ら約四百五十人が最後の別れを惜しんだ。

 葬儀委員長を務める山田知裕県警本部長が「県民のために尽くすというひた向きな使命感を果たした。身をもって職に殉じた崇高な精神と、数々の功績は警察官のかがみとして永久に語り継がれていくでしょう」と追悼した。

 入庁同期代表の富山南署地域課長谷口岳大警部(50)が弔辞で家族ぐるみで付き合った思い出を紹介。「思いをはせると切なさと悲しみ、悔しさで胸が張り裂けそうになる」と語りかけ「安らかにお眠りください。さよなら、イナケン」と警視の愛称で別れを告げた。

 稲泉警視は富山中央署、高岡署、組織犯罪対策課などで勤務。一九九六年に逮捕術を競う全国大会で優勝した。警察葬では内閣総理大臣賞や旭日双光章、県知事賞などの表彰もあった。

 事件は、元自衛官の島津慧大(けいた)容疑者(22)が富山中央署奥田交番で交番所長の稲泉警視を刃物で刺殺し、拳銃を強奪。奪った銃で、近くの奥田小学校の警備員中村信一さん=当時(68)=を射殺したとみられている。島津容疑者は取り押さえられた際、警察官に腹を撃たれて入院中。県警は回復状況をみて聴取の時期を判断する。 (向川原悠吾)

 

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