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全域停電北陸では発電所が分散 「可能性低い」

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 北海道で発生したような電力会社の管内全域が停電するという異常事態が北陸で起きるのか。北陸電力(富山市)は主な火力発電所を富山、石川、福井の3県に分散して設置。万一の際は他の電力会社から供給を受ける体制もできている。同社は「北海道のような事態が起こる可能性は小さい」と説明するが、可能性はゼロではない。

 北電管内の25万キロワット以上の火力発電所は富山火力(富山市)、富山新港火力(富山県射水市)、七尾大田火力(石川県七尾市)、福井火力(福井県坂井市)、敦賀火力(同県敦賀市)の5カ所、計10基ある。5カ所は距離があるため、リスクの分散もできている。

 北電は志賀原発(石川県志賀町)が現在停止し、「火力頼み」の状態。電力会社は電気が足りなくなった場合、電力会社同士がやりとりしている。北電の電気が不足した際は周波数が同じ中部電力をはじめ、関西電力など西日本の電力会社から供給を受ける。

 道内と本州を結ぶ唯一の海底ケーブルは道内の停電で電源がなくなり稼働せず、本州から電力を受けることができなかった。北電は中部や関西と複数の送電線でつながり、送電線の容量も北海道電よりも大きく、北電の広報担当者は「大幅な周波数の低下は起こりにくい」と話している。

 それでも中部や関西地方と電力をやりとりできない広域の災害が発生しないとは言い切れない。 (中平雄大)

 

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