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北陸発

暴風台風 石川県内に爪痕 家屋、農業 被害相次ぐ

残骸撤去 山本治雄さん宅(奥)に直撃した屋根の残骸を片付ける作業員たち=5日、石川県七尾市古府町で(松村真一郎撮影)

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 四国や近畿を縦断し、石川県でも暴風が吹き荒れた四日の台風21号。金沢市では最大瞬間風速四四・三メートルの観測史上最大となる突風が猛威をふるうなど、県内各地では一夜明けた五日、農作物や大木、建物などの被害実態が明らかになった。

 金沢地方気象台によると、最大瞬間風速はかほく三四・四メートル、七尾二九・一メートルと、金沢以外の二地点でも統計を取り始めて以来、最も強くなった。輪島は三七・一メートルだったほか、羽咋三六・三メートルなど七つの観測地点で九月の観測史上最大を更新した。

収穫前に 台風21号の影響で落ちた収穫直前のナシ=5日、金沢市大桑町で(西浦幸秀撮影)

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 県のまとめでは、七尾市田鶴浜町で六十代男性が強風で自宅の窓ガラスが割れて手を負傷するなど、同市と金沢市、津幡町、志賀町、加賀市で六十〜七十代の男女七人が軽傷を負った。

 一般住宅は金沢市や七尾市など六市町で三十一棟が一部損壊し、七尾市で一棟が床下浸水した。七尾市、穴水町、宝達志水町で納屋と車庫計四棟が全壊した。

 七尾市では古府町で建材会社の屋根が強風で飛び、隣の民家を直撃。二階のベランダなどを破損した。

 金沢市ではトタン屋根がはがれたり、窓ガラスが割れたりするなど住宅の被害が百一件起きた。金沢湯涌江戸村など市有施設でも十六件の建物被害があった。

大木無残 撤去作業が進む倒れた大木=5日、金沢市広坂のいしかわ四高記念公園で(戸田泰雅撮影)

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 金沢市内では公園や墓地などで倒木が九十八件確認された。広坂のいしかわ四高記念公園では高さ十メートルの木が倒れて公衆トイレに寄り掛かり、五日に撤去作業が行われた。

 収穫を控えた果物も強風で被害を受けた。金沢市大桑町の果樹園ではナシが全体の一割近く落下した。

 交通への影響は五日も一部で続いた。JR西日本金沢支社は北陸線で始発から特急二十九本を運休した。県によると、同日午後五時現在、県管理の道路四路線が通行止めになっている。

 

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