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地鉄に運行一元化 路面電車 南北接続後

南北接続後は富山地方鉄道が運行する見通しとなったポートラム=富山市牛島町の富山駅北電停で

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実績やノウハウ、人材充実で

 富山駅を挟んで南北に分かれている路面電車の接続で、駅南で運行する富山地方鉄道と駅北で運行する富山ライトレールは4日、2020年3月の接続後の運行を地鉄に一元化すると発表した。富山市内の路面電車の運行は全て、老舗の地元私鉄が担うことになる。(山本真士)

 軌道や車両を所有する富山市を交えた協議ではこれまで、非常時の対応や運賃の簡素化などを考慮して、接続後の運行を一元化する方針が決まっていた。路面電車の運行実績が長く、ノウハウや人材が充実している地鉄への集約が最善と判断し、三日に合意した。

 ライトレールが地鉄に吸収合併されるか、一部設備の所有会社として存続するかは未定。全線での均一を目指す運賃と合わせ、三者の今後の協議で詰める。

 合意について、地鉄の担当者は「自然な流れだが、解決しなければならない問題が数多く残っている」と受け止め、ライトレールの担当者は「お客さまの利便性向上を第一に考えて合意した。南北接続までは責任を持って安全運行に努める」とのコメントを出した。

 南北接続は駅周辺整備事業の一つで、在来線の高架化などに伴い実現する。関係者によると、新幹線停車駅の高架下での路面電車の接続は世界的に珍しい。

 地鉄は市中心部を通る市内電車と環状線で路面電車を運行している。ライトレールは市や富山県、地元企業などの出資で発足した第三セクターで、富山駅北と岩瀬浜を結ぶポートラムで路面電車と鉄道を運行している。営業キロ(距離)はともに約七・六キロ。

 

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