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北陸発

能登大雨 複数の川氾濫 県内2万3600人 避難指示

大雨で濁流にのまれた田畑を心配そうに眺める住民=30日、石川県志賀町矢駄で(篠原麻希撮影)

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七尾、羽咋などで家屋浸水164棟

 石川県内は三十一日、前線に向かって湿った空気が流れ込み、能登地方を中心に大雨に見舞われた。七尾市などで河川が一時氾濫し、県内で約二万三千六百人に避難指示が出た。金沢地方気象台は一日朝にかけて激しい雨が降るとして、土砂災害や河川の増水への警戒を呼び掛けている。(横井武昭)

 気象台によると、降り始めの二十七日午後七時から三十一日午後五時までの総降水量は、輪島二四八・五ミリ、珠洲二四二・〇ミリ、七尾二一九・〇ミリ、羽咋二〇八・五ミリなど。輪島では午前十一時四十分までの十二時間降水量が八月の観測史上最大となる一七一・五ミリを記録した。

 県によると、三十一日正午ごろ、七尾市中島町で崖が崩れて住宅の中に土砂が入った。同日午後十時までに七尾市と羽咋市で床上浸水が計四棟、両市と志賀町、中能登町で床下浸水が計百六十棟あった。県によると、同十時現在で人的被害は確認されていない。

 七尾市の熊木川や崎山川など県内の八河川が一時氾濫。同市と羽咋市、宝達志水町、志賀町が約八千七百世帯に避難指示を出した。

 輪島市光浦町では民家裏手の土手が崩れ、木が民家一階の窓ガラスを突き破った。同市の国指定名勝「白米千枚田」では棚田の二カ所がいずれも幅、高さ三メートルほどにわたって崩落した。

 JR西日本金沢支社によると、北陸線で特急四十八本、七尾線で特急十五本と普通三十七本が運休するなど二万人に影響した。IRいしかわ鉄道も普通八本が運休。のと鉄道は普通と観光列車の計三十本が運休し、一日は始発から上下線で計十六本を運休する。

 三十一日午後十時現在、国道470号能越自動車道が七尾市内で一部通行止めになっているほか、県管理の道路が十三路線で通行止めになった。白山白川郷ホワイトロードも有料区間が全線通行止めになった。

 気象台によると、一日朝にかけて一時間に四〇ミリの激しい雨が降るところがある。一日午後六時までの二十四時間降水量は加賀一五〇ミリ、能登一二〇ミリ。

 

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