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「農口」世界へ飛び立つ ANA国際線で酒提供

ANAの国際線ファースト、ビジネス両クラスで提供される農口尚彦研究所の日本酒=10日、石川県小松市で

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 「酒造りの神様」と呼ばれる農口(のぐち)尚彦さん(85)が杜氏(とうじ)を務める石川県小松市の酒造会社、農口尚彦研究所の日本酒が今秋から、全日空の国際線ファーストクラスなどの機内食メニューに通年で採用される。両社が10日、発表した。石川が誇る「SAKE」が、世界の愛飲家を楽しませる。(青山直樹)

 提供されるのは山廃吟醸酒、山廃純米酒、純米大吟醸酒の3銘柄。山廃吟醸酒は米国やドイツ、フランスなど欧米路線ビジネスクラスの16路線で、9月から11月まで、12月から3カ月間は山廃純米酒に入れ替える。純米大吟醸酒は国際線ファーストクラスの8路線で、12月から来年2月まで。来年3月以降の提供路線は今後、詰める。

 全日空によると、石川の地酒を採用するのは4年ぶり。通常、3カ月ごとに各地の日本酒を入れ替えるが、通年での採用は極めてまれ。全日空は山廃吟醸酒について「爽やかな酸味を帯びた果実系の香り。うま味とキレを両立させた味わい」と評している。

 農口さんは「アルコール市場は今や世界市場。外国人のお客さまのニーズに合わせた日本酒を造らなければいけない」とコメントを発表した。同研究所は農口さんの技術を後世に伝えようと昨年11月、設立。7人の蔵人が酒造りを学んでいる。

 

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