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滑川高、英語履修順誤る 「2」「3」並行、再授業へ

 富山県立滑川高校(滑川市)が学習指導要領に反してコミュニケーション英語の2と同3を三年生の一部の生徒に並行して履修させていたことが分かった。本来なら2の履修後に3の授業をしなければならない。同校は期末試験後の七月から2の授業に集中し、終了後に3の授業を再び最初からする方針。受験前の生徒にとって同じ授業を繰り返すことになり負担になりそう。(山中正義)

 学習指導要領は、コミュニケーション英語1〜3は原則として順番に履修させるように定めている。同校では二〇一五年度から選択科目として3を選んだ三年生には、必修の2と並行して授業をしていた。本年度は薬業、商業、海洋科の三十五人が3を履修している。

 一三年度から適用される新要領で、それまで並行して授業していた英語2とリーディングがそれぞれコミュニケーション英語2と3に変わった。しかし、同校はそのままの教育課程で授業をしていた。石倉和裕校長は取材に「順序に気付かずに続けていた。生徒には経緯と今後の対応を説明して謝罪する」と認めた。十四日に生徒集会を開き、保護者には書面で説明する。

 本年度のコミュニケーション英語3の授業は、七月までに二十コマ程度を実施。生徒たちはこの分を二学期以降に再び受けなければならず、補習が必要になる可能性もある。

 学習内容の深まりとともに2から3を学ぶのが基本。県教委県立学校課の担当者は「履修順は適切とは言えない。順序は基本的なことで通常は考えられないミス」と指摘。文部科学省国際教育課の担当者も「原則は順番で履修し、ステップを踏みながら学習を深めていく。こうした履修は他に聞いたことがない。実態を聞く必要がある」と述べた。

 富山県立高校の授業を巡っては四月、高岡高校が昨年度に「書道1」の授業で学習指導要領が定める「漢字仮名交じりの書」を扱っていなかったことも発覚している。

 コミュニケーション英語 「聞く・話す・読む・書く」の4技能を総合的に育てる。難易度によって1、2、3に分類されており、高校の学習指導要領では順番に履修させるよう求めている。1はすべての生徒が履修し、2と3は選択履修科目。

 英語1、英語2などの数字はすべてローマ数字

 

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