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獅子吼の森で挙式 新郎「思い出の地」 「自然」「和の文化」結婚式企画

森の中で挙式し、参列者から祝福される九尾怜施さんと麻央さん=石川県白山市の獅子吼高原で

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誓い「のと」き 石川い「かが」

 温泉や神社、森林−。新幹線効果で石川県内を訪れる観光客が増える中、全国から新郎新婦も呼び込む取り組みが始まっている。仕掛けるのは「シュガーウェディング」(金沢市)の代表の川井里絵さん(42)。地元の自然や和の文化を生かした「かが・のとウエディング(仮称)」と銘打った結婚式を企画し、海外の新婚客にも挙式を呼び掛ける。(督あかり)

 五月下旬、雨露にぬれた白山市の獅子吼(ししく)高原の森。生成りのスーツとドレスに身を包んだ新郎九尾怜施(くおさとし)さん(30)と新婦麻央さん(29)が家族や友人ら約五十人の前で愛を誓った。結婚式らしくない、そろいの黒いサンダルが目立つ。大切な靴がぬれないように履き替えたが、これも「一生の思い出」になるかもしれない。

川井里絵さん

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 怜施さんは白山市、麻央さんは金沢市出身で、現在は長野県坂城町で暮らしている。怜施さんは「森の中の挙式」にこだわった。長野にも人気の「軽井沢リゾートウエディング」があるが、「獅子吼高原は実家が近く、思い出の地。家族や友人も呼びやすい」と、地元での挙式を選んだ。

 要望に応じたオリジナルの結婚式が川井さんの持ち味だ。獅子吼高原内のレストラン「もく遊りん」での式を手掛けているが、森の中は今回が初めて。二〇一二年から、温泉や神社、電車、ゲストハウスなどさまざまな場所で式を企画してきた。

 「一般的な形式に価値を感じず、他にない挙式をしたいという人が増えている」と感じる。

 一七年十月、初の「インバウンド婚」として、日本海を一望する珠洲市の「よしが浦温泉 ランプの宿」で、米国人夫婦の和装の挙式を手掛けた。「新郎の親族と結婚した石川出身の女性から魅力を紹介されて、能登で結婚式をしたいと思われたそうです。米西海岸のような雰囲気に満足されていました」(川井さん)

 今月からは月に一、二回、東京のプロデュース会社と契約し、東京で相談会を開く。「かが・のとウエディング」という名称は、和装を推していることから「かが・のと和婚」などにすることも考えている。

 「石川は観光資源が多い。花店や引き菓子店、九谷焼作家などいろんな業種の人たちと手を組み、石川で開くウエディングの魅力を広めたい。協力してくださる方を募集中です」。問い合わせはシュガーウェデイング=電076(262)1727=へ。

 

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