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北陸発

弱い季節風→平野で雪雲 日本海で等圧線湾曲

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 石川県内が大雪となった要因として、金沢地方気象台は、北陸地方の上空に氷点下四〇度以下の寒気が入り込んだほか、平野部にまとまった雪が降る「里雪(さとゆき)型」の気圧配置になったことを挙げている。

 西高東低の気圧配置で、等圧線が日本海で湾曲した形になったものが「里雪型」。一般的に里雪型は、上空に寒冷渦(うず)と呼ばれる非常に強い寒気を伴い、大気の状態は非常に不安定となる。季節風が弱く、平野部の上空で雲の発達がピークを迎える。

 今回、県内を混乱させた里雪型は、人口が多い地域に雪が集中的に降る。このため、交通障害や停電が起きると市民生活に影響が大きくなりやすい。

 一方、典型的な西高東低の気圧配置で、等圧線が南北に走るものが「山雪型」と呼ばれる。強い季節風によって雪雲が平野部を越えて流され、山地でさらに発達することで、山間部で雪が多く降る。

 十二日にかけては、石川、福井両県の上空に、ほかの地域で発生した雲も流れ込み、雲が絶えない状況が続いた。

 十二日朝の気球を打ち上げての観測では、石川県輪島市上空の五一〇〇〜五四〇〇メートルの気温は氷点下四一・九度だった。平年の同二八度ほどと比べると、かなり低い。気象台の観測予報の担当者は「輪島市上空で氷点下四〇度を下回ることはめったにない」と話した。(横井武昭、草野大貴)

 

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