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小木港イカ漁 年内終了 大和堆違法操業で1カ月前倒し

今月いっぱいで操業を終える中型イカ釣り漁船=5日、石川県能登町の小木港で

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 能登半島沖にある好漁場・大和堆(やまとたい)での北朝鮮漁船による違法操業の影響で、石川県能登町の小木港を拠点とする県漁協の中型イカ釣り漁船十五隻は、来年一月末までの漁期を約一カ月残し、今月いっぱいで操業を終えることを決めた。(早川昌幸)

 六〜十一月の漁獲量は減り、十二月以降も期待する漁獲が見込めないと判断した。県漁協小木支所(能登町)によると、昨シーズンの売上高は三十七億円と豊漁だったが、今シーズンは二十億円とほぼ半減する見込みという。

 小木港のイカ釣り船団の中には、例年と比べて漁獲は三分の一程度という船もあり、船長らは「厳しい年だった」と話す。

 大和堆は日本の排他的経済水域(EEZ)内にある。海上保安庁の巡視船は、七月以降に延べ千九百隻以上の北朝鮮漁船に対して退去警告を出し、三百隻余りに放水した。

 八月中旬には大幅に減ったが、九月に入って再び多数の北朝鮮漁船が大和堆に侵入してきて対応を余儀なくされた。

 県漁協小木支所の幹部は「今年は北朝鮮船に振り回された」と苦渋の表情。支所を統括する山下久弥・運営委員長は粘り強く国への陳情を続けている。 

 

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