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大切な出会いのため勉強を ノーベル賞 梶田さん 地元富山・大沢野中で講演

生徒にアドバイスを送る梶田隆章さん=10日午後、富山市大沢野中で

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 2015年にノーベル物理学賞を受賞した東京大宇宙線研究所長の梶田隆章さんが10日、自宅がある富山市の大沢野中学校で講演した。「いつ人生を決める大切な出会いがあるか分からない。その時のために準備、勉強をして」と生徒ら約650人に語りかけた。(山中正義)

 中学生のころには、漠然と理科に興味はあったが、将来のことは具体的には考えていなかったという梶田さん。「あまり具体的な将来設計はしなくても大丈夫。興味と適性を少しずつはっきりさせれば良い」とアドバイスした。

 物理学の研究に進路を決めたのは大学三年生の時。「人生の大きな決断だった」と振り返った。大学院へ進学、素粒子ニュートリノの観測装置「カミオカンデ」(岐阜県飛騨市)の建設に関わったことを機に研究者の道へ。「カミオカンデとの出会いは幸運だった」

 受賞理由になったニュートリノの研究についても解説し、「なぞを解き明かすわくわく感を持って研究していた」と回顧。多くの研究者と研究を共にした経験から、「研究に限らず、社会ではチームワークが重要になる」と語った。

 生徒会の安田悠汰会長(二年)が代表して「自分たちもいろんなことに興味を持って勉強していきたい」と感謝の言葉を述べた。

 講演会は、キャリア学習の一環。梶田さんの自宅が校区内にあることから、学校が昨年度から依頼していた。 

 

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