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金大が性的少数者に配慮 在学証明書など性別欄削除

新しく発行される在学証明書(上)と性別欄のある旧証明書(下)=金沢市内で

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 性的少数者(LGBT)への配慮から、金沢大(金沢市)が今月中に六種類の証明書の性別欄を削除する。同大関係者によると、同様の試みは北陸地方の大学では珍しい。(田中美知生)

 性別欄を無くすのは、在学、在寮、成績、卒業、卒業見込み、免許等取得見込みの各種証明書。就職活動をしていた学生から「(心と体の性が異なる)トランスジェンダーの自分を会社に認めてもらえるか…」と、悩みを打ち明けられた同大人文学類の岩本健良准教授らが、証明書発行のシステムが更新される八月を見据え、昨年末から学務担当者に働きかけていた。

 全国の性的少数者支援団体でつくる「LGBT法連合会」によると、証明書に性別欄があることで、面接などで性別と見た目が違うことを追及され、採用されないケースもあるという。性別欄を削除したことで、岩本准教授は「企業には性別ではなく、中身を評価してほしい」と話す。

 同大は本年度から「ハラスメント防止・対策指針」に、性の多様性について差別的な言動の禁止を盛り込むなど、LGBTに配慮する取り組みを進める。北陸では、高岡法科大(富山県高岡市)も本年度から学生や教員を対象にLGBTへの理解を深めるセミナーを始めた。

 

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