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願いまして〜は 認知症予防な〜り そろばん教室盛況

そろばん教室を開く木谷泰子さん(右)と真剣な表情で机に向かう受講生ら=富山県射水市西新湊で

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「誇れるばあちゃんに」射水・木谷さん

 認知症の予防に役立てようと、富山県射水市西新湊で開かれている高齢者向けそろばん教室が盛況だ。にぎわいの中心にいるのは、北陸や首都圏などでそろばん教室を展開する木谷綜合学園の副学園長で、本紙読者の木谷泰子さん(72)。受講する人たちは上達を目指して努力を重ねることから生きがいを感じ、外出を楽しむ交流の場にもなっている。(山本拓海)

 火曜日の朝、パチパチとそろばんをはじく音が室内に響く。三十人ほどが集まった教室には談笑する声も交じり、真剣な表情で机に向かう高齢の女性たち。「何歳になっても目標があれば頑張れる」と木谷さん。多くはそろばん初心者だが、受講生のうち三人は学園の講師になった。

 五十〜九十代の男女が週一回の教室に通う。木谷さんが隣で営む雑貨店に寂しがって集う友人らを見て、少しでも助けになればと二年ほど前に始めた。

 そろばんを終えた後は、お待ちかねのコーヒータイム。木谷さんがアコーディオンで童謡の演奏を始めると、女性らはマラカスやハーモニカを手に歌って踊り、生き生きした表情に。マジックを披露した島田静子さん(84)は「みんなが喜んでくれるのがうれしい」と充実感いっぱい。一年半前から休まず通う沖野祥子さん(73)もほほ笑んで「気持ちが若返りますね」。

 木谷さんは「みんなでいつまでも子や孫に誇れるじいちゃん、ばあちゃんでいたい」と話し、富山市での定期開催も考えている。

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