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ホテルか複合ビルか 金沢都ホテル跡利用 どうなる

3月に閉館した金沢都ホテルの建物=JR金沢駅前で

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 「閉館したJR金沢駅前の金沢都ホテルの建物が解体もされずに放置されている。街にとって大きなイメージダウンになっている」。金沢市に住む読者の牧均(ひとし)さん(67)から、こんな投書が寄せられた。閉館してちょうど半年。牧さんのように疑問に思う市民が、大勢いるのではないか。再開発計画がどうなっているか取材した。(堀井聡子)

新ビル20年めど? 再開発 模索続く

 金沢都ホテルはレストランや式場を備えた七階建てで、地下に飲食店街があった。長く親しまれたが、耐震強度や老朽化により建て替えが必要になり、三月末に閉館した。いまは、建物内に入れないように周囲を板で囲っている。

 ホテルを所有する近鉄不動産(大阪市)の広報担当者に尋ねると、「ホテルにするか、オフィスが入る複合施設にするかなど検討中。まずは解体に向けて話を進めているところ」という回答だった。新しいビルはいつできるか尋ねたが、はっきりしなかった。

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 市は早期の再開発を求めないのか。市企画調整課は「跡地をどうするかは民間の問題なので」と行政は口を出せないという。ただ、二〇二〇年をめどに新設と、水面下では聞いているようだ。そういえば金沢都ホテルの開業も一九六四年東京五輪の前年だった。

 新ビルはどんな建物になるのだろうか。石川県内で最も高いのは、やはり金沢駅前に立つホテル日航金沢が入る「ポルテ金沢」(高さ一三〇・五メートル、三十階建て)。だが、この地区は市の高さ制限が設けられたため、現在は六十メートル(十六階程度)までしか建てられない。

 市民はどんなビルを望むのか。近くのホテル支配人は「正直、ライバルのホテルより、デパートができてほしい」と笑う。ホテル地下の映画館が好きだった男性(66)は「イベント会場にしては。市と県の窓口がばらばらで不便だから、集めるのもいい」と提案した。

 取材を終えて、牧さんに尋ねると、「観光客が最初に目にする『金沢の顔』のような場所だから、市も早く建て替えるように働きかけてほしい」と話した。

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