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「希望」対応 揺れる各党 民進合流方針の富山1区

自民 警戒/維新 連携期待/共産 不快感

 衆院の解散から一夜明けた二十九日、富山1区で民進の公認候補だった新人が、希望との合流を選んだ。この新しい動きに維新前職は連携を期待し、挑戦を受ける自民前職は警戒心をあらわに。民進との共闘の前提が崩れた共産は不快感を隠さず、新たな候補者の擁立を急ぐ。

 「移るからには迷いはない」。公認の申請先を民進から希望に切り替えた新人の今井基之氏(49)は同日夕方、JR富山駅前での街頭演説で声を張り上げた。

 解散前日、維新を除く野党四党の協議で1区の候補者が自身に一本化された。ところが翌日、民進が希望へ合流することに。急展開に動揺したが、二十九日昼、民進の離党と希望への公認申請を決断した。「希望の政策に違和感はない。今までの活動や政治スタンスを考えれば、選別で弾かれることはない」。公認の受け入れに自信を見せた。

 「今井さんの公認申請は良い方向だ。野党候補を一本化しやすくなる」。再選を目指す維新前職の吉田豊史氏(47)は、今井氏の決断を歓迎した。「維新も希望も改革の党。組織力や発信力など、それぞれが良いものを持っている。力を合わせれば、自公政権と戦える」と、それぞれの党本部の協議に期待する。維新、希望と二人の公認候補が立つことになると票が割れるのは必至だが、結果次第では自身に一本化され、優位になる可能性もある。

 「選挙のたびに新しい党ができ、人が集まる傾向がある」とけん制したのは、三選を狙う自民前職の田畑裕明氏(44)。市内のスーパーの朝礼に顔を出し、従業員や取引先の関係者らを前にマイクを握った。「自民は富山に根を下ろし、ぶれずに丁寧に頑張ることを約束する」とも述べ、地元密着と一貫性を強調した。

 「希望が候補を立てれば、こちらも立てる」。共産富山県委員会の上田俊彦委員長は対決姿勢を鮮明に。「希望は安保法制や改憲を容認している。今井さんが公認を受けるのであれば、共闘の根幹が崩れる」と指摘。富山市内に幹部を集めて対応を協議し、候補者選定と選挙の準備を進めた。

(山本真士、山中正義)

 

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