トップ > 北陸中日新聞から > 北陸発 > 記事

ここから本文

北陸発

立候補予定者 走りだす 衆院解散

写真

前職4氏、表情引き締め

 衆院が解散し、事実上の選挙戦に突入した二十八日、東京・永田町では、富山県関係の前職四人が再選を誓い、地元入りを急いだ。自民の三人は野党共闘の動きを警戒し、維新の一人は追い風に期待。一方、自民前職に挑む新人三人は、そろって安倍政権への批判を展開した。民進の公認を受ける予定だった一人は、急浮上した新党「希望の党」との合流問題に戸惑いを見せながら、選挙区を奔走した。

 富山1区の自民前職、田畑裕明さん(44)は「衆院は常在戦場。身の引き締まる思いだ」と落ち着いた表情で語った。野党候補者が一本化した1区の動きには「選挙のたびの離合集散に国民は疑念を感じるのでは」と批判。「争点は政権選択。安全保障の環境が厳しいからこそ、国政の安定が大事だと訴えたい」と強調した。

 同じ1区の維新前職、吉田豊史さん(47)は「安倍首相は危機突破と言ったが、危機を改善するのが私たちの仕事。解散は全く理解できない」と非難し、「政治を今のままでいくか、変えるかが争点」ときっぱり。希望や民進との連携は「与党対野党の構図にした方が分かりやすい。まだ間に合う」と語り、候補者の一本化に意欲を見せた。

 富山2区の自民前職、宮腰光寛さん(66)は「いよいよ有権者の審判を仰ぐ時。全力で戦い抜くのみ」と表情を引き締めた。自民県連会長として「1区から3区全ての勝利が命題」と自らを奮い立たせつつも「野党共闘の影響は大きい」と率直に語った。「北朝鮮問題にしっかり対応できる態勢をつくれるかどうかが最大の争点だ」と力を込めた。

 富山3区の自民前職、橘慶一郎さん(56)は「信を問わねばならない時期だった」と穏やかな表情。選挙戦では「消費税の増税分を子育てや教育に振り向けても良いかを問う」と語った。希望代表の小池百合子都知事には、首長経験者として「都政をしっかりやってほしい。党を優先し、都庁に行けないなんて考えられない」と苦言を呈した。

新人3氏 政権批判 民進候補、希望公認に含み

 希望の党に事実上合流する民進党が擁立していた富山1区の新人、今井基之さん(49)は二十八日、党本部から正式な連絡がないとした上で「権力闘争で違うものがくっつくなら野合としか言えず、反対。民意が集まっての合流なら賛成」と発言した。希望の党公認による立候補については「選択肢がなくなったら、話し合いをする必要があると思う」と含みを持たせた。

 野党候補者の一本化への国民の期待感は重く受け止めているとして「おのおのが四分五裂するような選挙をするよりは、同じ方向でまとまってもいい」とも。解散の後、富山駅前で演説し「安倍総理は保身のために議論を封殺した」と批判。「安倍政治に終わりを告げる戦いが始まった。富山から日本を変える」と力を込めた。

 2区の社民党新人、山崎彰さん(67)は早朝に富山駅南口で演説。「平和な国造りを続けるか、軍事大国路線に進むかの分かれ目だ。体を張って安倍政権の暴走を止める」と訴えた。その後は、市内の労働組合の集会をはしごした。

 3区の共産党新人、坂本洋史さん(47)は高岡、射水両市で「憲法を破壊する安倍政権の国政の私物化を追及する。退陣させなければならない」と批判。「富裕層や大企業から税金を取るべきだ。北朝鮮と対話し、戦争にさせてはならない」と訴えた。

 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索