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市民置いてきぼり でも諦めない 「コッカイオンドク!」石川の声

それぞれの人物にふんし国会のやりとりを再現する人たち=28日、金沢市民芸術村で(西野一則撮影)

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 衆院が解散された二十八日、国会審議のやりとりを書き起こし、劇のように読み上げる催し「コッカイオンドク!」が、金沢市民芸術村であった。市民団体ピースリーディング石川が「学習の場」として開いた。

 「今治市の担当者は首相官邸で誰と協議をおこないましたか」「訪問者の記録が保存されていないため、確認できませんでした」

 加計学園の獣医学部新設計画を巡り、七月の参院文教科学・内閣委員会連合審査会での議員と政府側のやりとりを再現した場面だ。追及する参院議員役の女性が「国民をばかにするのもいいかげんにしてくださいよ」と叫ぶと、参加者は「そうだ」とうなずいた。

 コッカイオンドクは、金沢市の主婦小原美由紀さん(52)が発案した。「共謀罪」法案を巡る審議の問題点を浮き彫りにしようと、音読する活動を五月に始め、全国に広まった。今回は参加した約二十人が大臣や議員の名前が書かれた名札を首から下げて、熱演した。

 菅義偉官房長官の定例記者会見の再現もあった。質問は、安倍晋三首相が東京都議選の応援演説で市民を「こんな人たち」と呼んだことについて、東京新聞(中日新聞東京本社)記者役の女性が「衝撃的でした」と政府の受け止めを尋ねると、菅氏役の男性が「失礼ですけど、あなたの主観にお答えすることは控えたいと思います」と話し、会場で苦笑いが起きた。

 催しの終了後、小原さんは「与党も野党もトップの人が勝手に決めて、一般の市民が置いてきぼりにされている。解散もそうです。それでも主権者は私たちなので、諦めずに関心を持って見続けていきたい」と語った。

 小原さんたちは、今後もコッカイオンドクを石川県内各地で開く予定。十月六日午後一時からは同市柿木畠のライブ喫茶「もっきりや」で開催する。 (横井武昭)

 

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