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ヨットで巡ろう能登の里海 七尾の男性 チャーター事業開始へ

「ブルーローズ」(後方)で「ヨットチャーターを企画したい」と話す黒瀬広喜さん=石川県七尾市中島町外で

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 四季折々の豊かな表情を見せる能登の里海を、潮風を感じながらのんびり巡る−。そんなチャーター事業が、石川県七尾市中島町外(そで)でヨットスクールを開いている黒瀬広喜さん(53)によって始まる。黒瀬さんは「日本ではヨットのチャーターは一般的ではないが、海を楽しんでもらえるよう計画したい」と力を込める。(松村真一郎)

 使うのは、長さ約十メートル、幅約四・五メートルの二十人乗りの船「Blue Rose」(ブルーローズ)。オーナーと二十年ほど前に日本海を西へたどり、隠岐島(島根県)を巡った思い出深いヨットだ。

 オーナーが脳梗塞で倒れてから放置されたまま八年ほど動かしておらず、船体には貝が付着、雨漏りもしていた。再び一緒に海に出ようと、仲間たちから百八十万円の援助も受けて、昨年十二月から修理を続けている。

 石川県白山市生まれの黒瀬さんがヨットに出合ったのは二十代半ば。七尾湾で友人に乗せてもらい、魅力にとりつかれた。「大きな船が風の力を受けて動く。能登の海の景色にも感動した」と振り返る。

 三十代後半には仕事を辞め、現地で働きながら出会った人とともにヨットでオーストラリアやフィジー、欧州を航海した。四十歳で帰国し、六年前に中島町に移り住むと、海辺でカフェ遊帆を経営する一方で、自ら所有する数人乗りヨットで体験スクールを開いている。

 新生ブルーローズは四月二日に開くお披露目会で船出する。今後は県産業創出支援機構の補助を受け、希望客を乗せて七尾湾など能登の海を巡るチャータークルーズを計画。黒瀬さんは「ヨットに乗って能登の自然を楽しんでもらいたい」と考えている。 

 

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