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金栄健介 ボタニカルアートの世界

【城下町金沢 花色もよう】 ボタン・島錦

写真

 古来「ボタン」は、富貴な花として美術工芸品に多く描かれてきた。

 石川の伝統工芸として、九谷焼、大樋焼の焼き物から輪島塗、山中塗、加賀蒔絵(まきえ)などの漆器に仏壇、屏風(びょうぶ)絵など使用する箔(はく)、桐(きり)工芸、象眼、鋳物、彫金、友禅染など加賀前田藩政三百年の手厚い保護を受け、百万石の美術工芸として花を咲かせた。

 そこに施された花鳥草木の中でボタンは、武士文化を総称する花として多く描かれた。

 絵の「島錦」は赤と白の絞り咲きだが、絞りが固定しておらず、その親の「太陽」の突然変異により、絞り模様がでた。再度、絞りのない元木に戻ることもあるという。

 (金沢中日文化センター講師)

 

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