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金栄健介 ボタニカルアートの世界

【城下町金沢 花色もよう】 椿・常満寺

写真

 日本では古くから江戸椿(つばき)、京椿、尾張椿、加賀椿、肥後椿など地方色のある品種開発が進んでいた。

 尾張椿の名古屋は、京都と江戸の中間にあり、椿は双方の影響を受け、茶の湯がここでも盛んで、茶用品種がいろいろ栽培された。独特の品種は九十種くらいあるという。

 その代表作は「関戸太郎庵」で重厚で茶花や庭木として最も愛好された。

 江戸中期の茶人、高田太郎庵の名椿といわれ、尾張の豪商、関戸家を経て犬山の常満寺に移った。

 絵の「常満寺」は、関戸太郎庵の実生で誕生、花形は母樹の筒形より開き、椀(わん)咲きで花色は濃くなっている。

 古典椿の中部の代表作となった。

 (金沢中日文化センター講師)

 

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