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金栄健介 ボタニカルアートの世界

【城下町金沢 花色もよう】 椿・御前の雪

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 「御前の雪」という椿(つばき)の名前は、白山の最高峰、御前峰の冠雪をイメージして名付けたと思われる。古くから白山は神の宿る山として、人々に深く崇(あが)められていた。

 白雪をかぶったなだらかな山容は神々しく、白雪は白山水や白山神社のおはらいの白装束など、白は浄化やみそぎはらいなど神事に欠かせない神聖な色だった。

 地元住民は白山を遥拝(ようはい)し、白に憧れを抱き特別な思いを深め、白椿を神聖な花として心を込めて植栽したと想像する。白花一重、筒咲きからラッパ形咲きの清楚(せいそ)な美しさで、古木は現存する。花言葉は、白花は、愛慕、誇り、申し分ない魅力、と表している。 (金沢中日文化センター講師)

 

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