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金栄健介 ボタニカルアートの世界

【城下町金沢 花色もよう】 椿・風鈴の谷

写真

 白い風鈴がつり下がっているように見える椿(つばき)「風鈴の谷」を描く。

 小ぶりで締まりのよい筒型が、物を包み込むように見え、葉は長楕(だ)円で一部分に黄斑(ふ)入り葉もあって、花と葉のバランスがよく整った形が美しい。

 白花は一見、単純のように見えるが、古くは雪白、純白、本白、移り白といって咲き始めは極淡桃色から白に変わる白など、白色といっても区別して使い分けた。さらに花弁の厚み、光沢の有無などから、白色から微妙な質感までも先人たちはとらえている。

 何か教えられるものがある。

 風鈴の谷は石川県の民家で発見され一九八〇(昭和五十五)年に命名、全国に知れわたる石川の椿となった。

 (金沢中日文化センター講師)

 

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