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金栄健介 ボタニカルアートの世界

【城下町金沢 花色もよう】 椿・祐閑寺名月

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 一度は現地に行って花を見たい石川の名椿(つばき)があった。津幡町倉見にある祐閑寺の境内の樹齢約二百年の「祐閑寺名月」だ。

 昨年十二月、森林公園に近い緩やかな山裾の寺の正面に、祐閑寺名月があった。その古木は残念ながら寿命のようだったが、幸い横からひこばえが元気に伸び、周辺には四本の若木が成長していた。

 清楚(せいそ)な花は、ツボミは微紅を含んだ白花で、開花するとラッパ状に開く。九月中旬、中秋の名月のころから咲き続けるところから名付けられ、風雅で気品のある花は藩政時代から茶席にふさわしい椿として支持されてきた。

  (金沢中日文化センター講師)

 

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