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金栄健介 ボタニカルアートの世界

【城下町金沢 花色もよう】 バラ「花房」

写真

 バラに取り付かれてしまった。秋咲きのシーズンが終わっても描き続け、執着する自分がいた。

 絵のバラ「花房」は一九八一(昭和五十六)年、千葉県の京成バラ園で生まれた。一本の茎からいくつか固まってブーケのようなにぎやかな花が房になるところから名付けられた。

 花色は華やかで濃く、日本の朱色より赤く、花径五〜十一センチの中輪。これでフロリバンダと分類される。

 日差しの和らぐ午後三時ごろからスケッチしようと携帯椅子に座り込んだ途端、急に風が吹きだした。わずかな風でも花は大きく揺れ、とても描けない。風のやむ一瞬の間を狙い、慌てて描く繰り返し。忍の一字である。 (金沢中日文化センター講師)

 

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