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スポットライト

勧進帳 「さすが安宅」と言われたい

勧進帳(かんじんちょう)の主役(しゅやく)として練習(れんしゅう)に励(はげ)む(左)から茶谷羽乃(ちゃやはの)さん、井上大陸(いのうえたいりく)さん、横川由樹(よこかわよしき)さん=石川県小松(けんこまつ)市安宅(あたか)中学校で

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 石川県小松(けんこまつ)市の中学校十校は、同市安宅(どうしあたか)町の史跡(しせき)「安宅の関(せき)」が舞台(ぶたい)となった歌舞伎(かぶき)の名作(めいさく)「勧進帳(かんじんちょう)」を毎年持(も)ち回りで演(えん)じています。今年(ことし)の上演(じょうえん)校は、舞台の町にある安宅中学校。三年生で主演(しゅえん)の井上大陸(いのうえたいりく)さん、横川由樹(よこかわよしき)さん、茶谷羽乃(ちゃやはの)さんは十年に一度(ど)しか訪(おとず)れない「地元の宝(たから)」の上演に向(む)け練習(れんしゅう)に励(はげ)んでいます。

 「勧進帳」は平安時代(へいあんじだい)の武将(ぶしょう)、源義経(みなもとのよしつね)と仕(つか)える武蔵坊弁慶(むさしぼうべんけい)、交通を管理(かんり)する「関所(せきしょ)」を守(まも)る富樫左衛門(とがしのさえもん)の三人が主役(しゅやく)で、義理(ぎり)や人情(にんじょう)の大切さ「智仁勇(ちじんゆう)」を伝(つた)える物語(ものがたり)。井上さんは弁慶、横川さんは富樫、茶谷さんは義経役(よしつねやく)で、昨年(さくねん)九月からせりふを練習しています。

 「小学校の時から、学校生活で『智仁勇』を教えられてきた」と三人は話(はな)し、横川さんは「勧進帳は心に染(し)み付(つ)いている演目(えんもく)」だと言います。思(おも)い入(い)れは他(ほか)の学校よりも強いようです。

 舞台は裏方(うらかた)も含(ふく)めて全校生徒(ぜんこうせいと)百九十六人で上演します。井上さんは「主役として頑張(がんば)ってまとめたい」と意気込(いきご)んでいます。

 「さすが舞台がある安宅だと言われる舞台にしたい」と話すのは茶谷さん。地元の誇(ほこ)りと熱意(ねつい)で、十一月の本番に向け汗(あせ)を流(なが)します。 (太田博泰(おおたひろやす))

 

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