トップ > 北陸中日新聞から > マナビバ > あらかると > 記事

ここから本文

あらかると

【新聞わーくシート】 江戸の測量技術すごい

柱(はしら)と柱の間(あいだ)の距離(きょり)を歩(ある)いて測(はか)る生徒ら=いずれも富山県射水市新湊博物館(とやまけんいみずししんみなとはくぶつかん)で

写真

 江戸時代(えどじだい)の測量家(そくりょうか)・伊能忠敬(いのうただたか)の測量技術(そくりょうぎじゅつ)を、富山県射水市大門(とやまけんいみずしだいもん)中学校の生徒たちが体験(たいけん)しました。どんな体験だったのでしょうか。

■掲載(けいさい) 5月11日朝刊富山(ちょうかんとやま)面

参考(さんこう)の記事(きじ) 

 富山県射水市大門(とやまけんいみずしだいもん)中学校の二年生五人が(五月)十日、市新湊博物館(しんみなとはくぶつかん)で江戸時代(えどじだい)の測量家(そくりょうか)・伊能忠敬(いのうただたか)の測量技術(ぎじゅつ)を体験した。伊能が射水市に立ち寄った際(さい)の史料(しりょう)などを展示(てんじ)している同(どう)博物館の企画展(きかくてん)「射水を旅(たび)した人たち」にちなんで行(おこな)われた。

 生徒たちは職場(しょくば)体験で史料の整理(せいり)などを手伝(てつだ)い、自分(じぶん)たちの歩幅(ほはば)と歩数(ほすう)を基(もと)に距離(きょり)を求(もと)める「歩測(ほそく)」を体験。藤川裕太(ふじかわゆうた)さんと二川俊介(ふたかわしゅんすけ)さんは「単純(たんじゅん)なのに正確(せいかく)に測(はか)れてすごい」「誤差(ごさ)が出(で)て難(むずか)しかった」などと感想(かんそう)を口々(くちぐち)にしていた。

 企画展(きかくてん)には伊能が地図作製(ちずさくせい)のため同市を訪(おとず)れ、宿泊先(しゅくはくさき)から手厚(てあつ)いもてなしを受けたのを示(しめ)す史料など計五十点(てん)が並ぶ。

 地元の測量家石黒信由(いしぐろのぶよし)は、伊能の測量器具(きぐ)を参考(さんこう)に自分の道具を改良(かいりょう)し、のちに富山(とやま)、石川両県(いしかわりょうけん)の正確(せいかく)な地図作(ちずづく)りに役立(やくだ)てた。石黒が伊能と出会(であ)った喜(よろこ)びを記(しる)した本も展示(てんじ)され、松山充宏主任学芸員(まつやまみつひろしゅにんがくげいいん)は「旅人(たびびと)がこの地に何かを残(のこ)してくれた良(よ)い事例(じれい)」と評価(ひょうか)する。

 企画展は、富山城(じょう)を攻(せ)める際(さい)に市内の日宮城(ひのみやじょう)に宿泊(しゅくはく)し「太閤山(たいこうやま)」の地名(ちめい)の由来(ゆらい)になった豊臣秀吉(とよとみひでよし)の城攻(しろぜ)めに関(かん)する書状(しょじょう)(一五八五年)や、加賀藩主前田斉泰(かがはんしゅまえだなりやす)が道中(どうちゅう)、新湊地区(ちく)で取(と)った昼食(ちゅうしょく)の献立(こんだて)と実際(じっさい)に使(つか)ったとされる箸(はし)も並(なら)ぶ。 

 六月二十四日まで。祝日(しゅくじつ)の翌日(よくじつ)と火曜休館(きゅうかん)。入館料一般(にゅうかんりょういっぱん)三百十円、六十五歳以上(さいいじょう)百五十円、中学生以下無料(いかむりょう)。

 ■監修(かんしゅう) 砂上昌一(すながみしょういち)(NIE(エヌアイイー)コーディネーター)

記事を読んで考えよう(基本問題) 

(1)「歩測(ほそく)」とは何ですか。

 a 歩幅(ほはば)と歩数(ほすう)で距離(きょり)を測(はか)る

 b 巻(ま)き尺(じゃく)で距離を測る

 c 望遠鏡(ぼうえんきょう)で距離を測る

(2)伊能忠敬(いのうただたか)はなぜ射水市(いみずし)を訪(おとず)れたのですか。

 a 世界地図(せかいちず)を作製(さくせい)するため

 b 日本地図を作製するため

 c 北陸(ほくりく)の地図を作製するため

(3)伊能忠敬が影響(えいきょう)を与えた富山(とやま)の測量家はだれですか。

 a 豊臣秀吉(とよとみひでよし)  b 前田斉泰(まえだなりやす)

 c 石黒信由(いしぐろのぶよし)

発展問題にチャレンジ  

(1)石黒信由(いしぐろのぶよし)の大きな功績(こうせき)は何ですか。

 a 伊能忠敬と一緒(いっしょ)に全国を測量した

 b 立山(たてやま)の標高(ひょうこう)を正確(せいかく)に測量した

 c 伊能忠敬の測量器具(そくりょうきぐ)を改良(かいりょう)し、現在(げんざい)の富山(とやま)や石川県(いしかわけん)の地図(ちず)を作製(さくせい)した

(2)「歩測(ほそく)」について、記事内の説明と違うのはどれですか。

 a 歩くのに疲(つか)れ、正確(せいかく)に測(はか)れなくなる

 b 単純(たんじゅん)だが、正確に測れる

 c 誤差(ごさ)が出(で)る

(3)伊能忠敬は何歳頃(さいごろ)から本格的(ほんかくてき)に地図作製にとりかかりましたか。

 a 30歳代(さいだい)  b 40歳代

 c 50歳代

小学校中学年以上(いじょう)

 江戸時代(えどじだい)の測量家(そくりょうか)、伊能忠敬(いのうただたか)と石黒信由(いしぐろのぶよし)について知(し)ろう。

 発展問題(はってんもんだい)(3)は答(こた)えを募集(ぼしゅう)します。はがきに住所(じゅうしょ)、氏名(しめい)、郵便番号(ゆうびんばんごう)、学校、学年、電話(でんわ)番号、掲載(けいさい)日を書(か)き、〒920 8573(住所不要(ふよう)) 北陸(ほくりく)中日新聞報道部NIE係(ほうどうぶエヌアイイーがかり)に送(おく)ってください。締(し)め切りは6月9日必着(ひっちゃく)。正解者(せいかいしゃ)の中から2人に図書(としょ)カードを差(さ)し上げます。

■解答(かいとう) 基本問題(きほんもんだい)(1)a (2)b (3)c▽発展(はってん)問題(1)c (2)a ▽5月20日の発展問題(3)の答(こた)えはbです。

 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索