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【新聞わーくシート】金沢・キゴ山のプラネタリウム機 投影19年間引退に感慨

投映(とうえい)を終了(しゅうりょう)したプラネタリウムの機械(きかい)と解説(かいせつ)を務(つと)めた職員(しょくいん)たち=石川県金沢(けんかなざわ)市平等本(だいらほん)町の銀河(ぎんが)の里(さと)キゴ山で

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 石川県金沢(けんかなざわ)市にあるプラネタリウムの投映機(とうえいき)が十九年間の活躍(かつやく)を終(お)えて年末(ねんまつ)に引退(いんたい)しました。ドームの空いっぱいに星空の輝(かがや)きを映し出してきた投映機にねぎらいの声も聞かれました。どんな機械(きかい)だったのでしょうか。

■掲載(けいさい) 2017年12月22日金沢面(かなざわめん)

参考(さんこう)の記事(きじ) 

 金沢(かなざわ)市平等本(だいらほん)町の銀河(ぎんが)の里キゴ山天文学習棟(てんもんがくしゅうとう)で十九年間にわたり稼働(かどう)してきたプラネタリム投映機(とうえいき)が、三月の新機器導入(しんききどうにゅう)に伴(ともな)い(十二月)二十四日で投映を終(お)えた。本物(ほんもの)に近い星の輝(かがや)きをドームの空いっぱいに表現(ひょうげん)し、幅広(はばひろ)い世代(せだい)に宇宙(うちゅう)への夢(ゆめ)やロマンを届(とど)けてきた。職員(しょくいん)たちは愛(あい)機の引退(いんたい)を感慨深(かんがいぶか)く見つめている。

 引退するのはコニカミノルタプラネタリウム社製(せい)の光学式(こうがくしき)投映機「コスモリープ10」。星の配列(はいれつ)に合わせて穴(あな)をあけた恒星原板(こうせいげんばん)に光を当て、レンズでスクリーンに投映する。一九九八年に現(げん)天文学習棟が天体(てんたい)学習センターとしてオープンした際(さい)、当時最新鋭(さいしんえい)の投映機として導入された。

 デジタル式が星をコンピューターグラフィックスによる映像(えいぞう)としてプロジェクターで投映するのに対(たい)し、電球(でんきゅう)を使(つか)う光学式は漆黒(しっこく)の空に鮮明(せんめい)な星の輝きを再現(さいげん)できる。この機械(きかい)ならではの星空を求(もと)めて遠方(えんぽう)から訪(おとず)れるファンもおり、導入十九年で延(の)べ二十二万人が来場(らいじょう)した。

 「星が本当にリアル」と語るのは小林雅夫所長補佐(こばやしまさおしょちょうほさ)(60)。投映できる恒星の数は六千七百個(こ)、明るさは6・25等級(とうきゅう)まで。条件(じょうけん)が良(よ)い状態(じょうたい)で肉眼(にくがん)で見る星空に非常(ひじょう)に近く、学習には最適(さいてき)という。「飲(の)んだ帰りに見上げたオリオン座(ざ)が、プラネタリウムのものとまるっきり一緒(いっしょ)でね」と小林さんは目を丸くする。

 年季(ねんき)が入るにつれ不具合(ふぐあい)が起(お)きる頻度(ひんど)も増(ふ)えた。緯度(いど)と経度(けいど)から金沢の位置(いち)を設定(せってい)するための機械の回転(かいてん)が止まらなくなったり、星空の投映が本番で突然(とつぜん)できなくなったり。職員の藤原康弘(ふじわらやすひろ)さん(35)は「修理(しゅうり)するたびに機械の構造(こうぞう)や機能(きのう)に発見(はっけん)があって、触(さわ)れば触るほど味(あじ)があった」。業者(ぎょうしゃ)や職員で修理を重(かさ)ねながら“現役(げんえき)”を保(たも)ってきた。

 引退した投映機は施設内(しせつない)に展示(てんじ)される予定(よてい)。新投映機は、光学式とデジタル式を組(く)み合わせたハイブリッド式の最新型(さいしんがた)。恒星五百万個を投映できる。

■監修(かんしゅう) 砂上昌一(すながみしょういち)(NIE(エヌアイイー)コーディネーター)

記事を読んで考えよう(基本問題) 

(1)プラネタリウムとは何をする機械(きかい)ですか。

 a 太陽(たいよう)の黒点(こくてん)を映し出す

 b 月面(げつめん)を探査(たんさ)する

 c 星空(ほしぞら)をスクリーンに映(うつ)し出す

(2)引退(いんたい)したプラネタリウムの特徴(とくちょう)は何ですか。

 a コンピューターグラフィックスの映像(えいぞう)で再現(さいげん)する

 b 電球(でんきゅう)を使(つか)って鮮明(せんめい)に星の輝(かがや)きを再現する

 c ろうそくの光で星の輝(かがや)きを再現する

(3)初代(しょだい)プラネタリウムには何人が入場(にゅうじょう)しましたか。

 a 10万人  b 22万人

 c 100万人

発展問題にチャレンジ  

(1)次(つぎ)のうち恒星(こうせい)はどれでしょう。

 a 月(つき)  b 地球(ちきゅう)

 c 太陽(たいよう)

(2)引退(いんたい)したプラネタリウムの側面(そくめん)に元宇宙飛行士(もとうちゅうひこうし)のサインがあります。誰(だれ)のサインですか。

 a 毛利衛(もうりまもる)

 b 山崎直子(やまざきなおこ)

 c 向井千秋(むかいちあき)

(3)おおぐま座(ざ)の一部(いちぶ)で、ひしゃくがたの星座(せいざ)は何といいますか。

 a カシオペア座

 b オリオン座

 c 北斗七星(ほくとしちせい) 

小学校高(こう)学年以上(いじょう)

 石川県金沢(けんかなざわ)市で19年間活躍(かつやく)し、年末(ねんまつ)に引退(いんたい)したプラネタリウム投映機(とうえいき)はどんな機械(きかい)だったのか知ろう。

 発展問題(はってんもんだい)(3)は答(こた)えを募集(ぼしゅう)します。はがきに住所(じゅうしょ)、氏名(しめい)、郵便番号(ゆうびんばんごう)、学校、学年、電話(でんわ)番号、掲載(けいさい)日を書(か)き、〒920 8573(住所不要(ふよう)) 北陸(ほくりく)中日新聞報道部NIE係(ほうどうぶエヌアイイーがかり)に送(おく)ってください。締(し)め切りは1月20日必着(ひっちゃく)。正解者(せいかいしゃ)の中から2人に図書(としょ)カードを差(さ)し上げます。

■解答(かいとう) 基本問題(きほんもんだい)(1)c (2)b (3)b ▽発展(はってん)問題(1)c (2)b ▽1月7日付(づけ)発展問題(3)の答(こた)えはcです。

 

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