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【新聞わーくシート】 農福連携 広がる活動

自然栽培(しぜんさいばい)で育(そだ)てた野菜(やさい)を見せるつばさの利用者(りようしゃ)ら=石川県中能登(けんなかのと)町金丸(かねまる)で

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 障害者(しょうがいしゃ)が自然栽培農業(しぜんさいばいのうぎょう)に取(と)り組(く)む活動(かつどう)が全国的(ぜんこくてき)に広がっています。障害者の働(はたら)く場所(ばしょ)の確保(かくほ)と農業者の担(にな)い手不足解消(ぶそくかいしょう)に役立(やくだ)っています。いったいどんな活動でしょうか。

 ■掲載(けいさい) 7月4日社会面(しゃかいめん)

参考(さんこう)の記事(きじ)

 自然栽培農業(しぜんさいばいのうぎょう)に障害者(しょうがいしゃ)が取(と)り組(く)む“農福連携(のうふくれんけい)”の活動(かつどう)が各地(かくち)に広がっている。活動の全国組織(ぜんこくそしき)「自然栽培パーティ」は三年目を迎(むか)え、北陸(ほくりく)地方を含(ふく)めて全国八十カ所(しょ)に拡大(かくだい)。障害のある人の就労支援(しゅうろうしえん)や地域(ちいき)の理解(りかい)に一役(ひとやく)買っている。

 能登半島(のとはんとう)の付(つ)け根(ね)に位置(いち)し、のどかな田園風景(でんえんふうけい)が広がる石川県中能登(けんなかのと)町。社会福祉法人(ふくしほうじん)つばさの会は今年(ことし)から、知り合いの農家(のうか)の紹介(しょうかい)を受(う)け、運営(うんえい)する農場(のうじょう)で自然栽培を始(はじ)めた。

 地元の農家にも協力(きょうりょく)してもらい、支援施設(しせつ)つばさの利用(りよう)者らが三月下旬(げじゅん)から休耕田(きゅうこうでん)を開墾(かいこん)。約(やく)二千平方(へいほう)メートルでミニトマト、ルッコラ、紫色(むらさきいろ)のカブ「日野菜(ひのな)」などの野菜を育(そだ)てている。大豆(だいず)はみそに加工(かこう)して販売(はんばい)することを考えている。

 知的(ちてき)障害がある利用者七人が種植(たねう)えや雑草(ざっそう)取り、収穫(しゅうかく)に励(はげ)み、和(なご)やかな農場には笑顔(えがお)が絶(た)えない。その一人、前田健一(まえだけんいち)さん(31)は「おいしい野菜を大きくするため、みんなでやることが楽しい」と汗(あせ)をぬぐう。

 はさみの使(つか)い方や収穫方法(ほうほう)を手ほどきするのは、つばさの会でこの活動の責任(せきにん)者を務(つと)める今井宏晃(いまいひろあき)さん(35)。「農作業(のうさぎょう)にはさまざまな仕事(しごと)があるので、一人一人の能力(のうりょく)に合わせて作業(さぎょう)ができる」と活動の良(よ)さを口にする。

 農薬(のうやく)や肥料(ひりょう)は一切(いっさい)使わないため、畑(はたけ)には雑草が生え、テントウムシやカエルが顔を出す。今井さんは「自然栽培のいいところは生物(せいぶつ)の多様性(たようせい)を認(みと)めること。それは福祉にも共通(きょうつう)する」と言い切る。

 活動は地域に徐々(じょじょ)に浸透(しんとう)し、散歩(さんぽ)する住民(じゅうみん)が作業する利用者に話(はな)し掛(か)けるなど触(ふ)れ合いも生まれている。

 ■監修(かんしゅう) 砂上昌一(すながみしょういち)(NIE(エヌアイイー)コーディネーター)

記事を読んで考えよう(基本問題)

(1)自然栽培農業(しぜんさいばいのうぎょう)とは何ですか。

 a 野菜(やさい)の種(たね)をまいてから収穫(しゅうかく)まで人の手を加(くわ)えない農業

 b 農薬(のうやく)を使(つか)わず野菜を育(そだ)てる農業

 c ビニールハウスで野菜を育てる農業

(2)「自然栽培パーティ」は全国(ぜんこく)に何カ所(かしょ)ありますか。

 a 10カ所  b 50カ所

 c 80カ所

(3)つばさの会が今、育てていない野菜は何ですか。

 a ルッコラ  b 日野菜(ひのな)

 c 大根(だいこん)

発展問題にチャレンジ

(1)この記事(きじ)の中で紹介(しょうかい)されている“農福連携(のうふくれんけい)”とは何ですか。

 a 障害者(しょうがいしゃ)が自然栽培農業(しぜんさいばいのうぎょう)に取(と)り組(く)むこと

 b 農家(のうか)が福祉施設(ふくししせつ)で野菜(やさい)を販売(はんばい)すること

 c 障害者が地元の農家が育(そだ)てた野菜を使(つか)って料理(りょうり)すること

(2)障害者が農業に参加(さんか)するいいところは、いくつかありますが、答えとしてふさわしくないものは何ですか。

 a 障害者の働(はたら)く場の確保(かくほ)

 b 農業の担(にな)い手不足(ぶそく)の解消(かいしょう)

 c 農薬(のうやく)と化学肥料(かがくひりょう)の普及(ふきゅう)

(3)つばさの会は農作業(のうさぎょう)の良(よ)さを何と言っていますか。

 a おいしい野菜を大きくすること

 b 昆虫を見つける楽しみがあること

 c さまざまな作業(さぎょう)があるので一人一人の能力(のうりょく)に合わせて作業ができること

小学校高学年以上(いじょう)

 障害者(しょうがいしゃ)が自然栽培農業(しぜんさいばいのうぎょう)に取(と)り組(く)む活動(かつどう)について知ろう。

 発展問題(はってんもんだい)(3)は答えを募集(ぼしゅう)します。はがきに住所(じゅうしょ)、郵便番号(ゆうびんばんごう)、氏名(しめい)、学校、学年、電話番号(でんわばんごう)、掲載(けいさい)日を書き、〒920 8573(住所不要(ふよう))北陸(ほくりく)中日新聞報道部NIE係(ほうどうぶエヌアイイーがかり)に送(おく)ってください。締(し)め切りは8月5日必着(ひっちゃく)。正解者(せいかいしゃ)の中から2人に図書(としょ)カードを差(さ)し上げます。

 ■解答(かいとう) 基本問題(きほんもんだい)(1)b (2)c (3)c ▽発展(はってん)問題(1)a (2)c ▽7月16日付(にちづけ)発展問題(3)の答えはbです。

 

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