トップ > 北陸中日新聞から > マナビバ > あらかると > 記事

ここから本文

あらかると

【読者が作った新聞わーくシート】 北前船の繁栄 伝える遺産

船主(せんしゅ)や船頭(せんどう)の家屋(かおく)が残(のこ)る加賀橋立伝統的建造物群保存地区(かがはしだてでんとうてきけんぞうぶつぐんほぞんちく)=石川県(けん)加賀市橋立(はしだて)町で(同市提供(どうしていきょう))

写真

 地域(ちいき)の有形(ゆうけい)、無形(むけい)の文化財(ぶんかざい)をテーマでまとめる「日本遺産(いさん)」に「北前船寄港(きたまえぶねきこう)地・船主集落(せんしゅしゅうらく)」が新たに認定(にんてい)されました。この記事(きじ)を読んで、石川県加賀(けんかが)市錦城(きんじょう)中学校三年、上野一志(うえのかずし)さんがわーくシートにしました。読(よ)んでみましょう。

 ■掲載(けいさい) 4月29日1面(めん)

参考(さんこう)の記事(きじ)

 文化庁(ぶんかちょう)は(四月)二十八日、地域(ちいき)の有形(ゆうけい)、無形(むけい)の文化財(ぶんかざい)をテーマでまとめる「日本遺産(いさん)」に、石川県加賀(けんかが)市を含(ふく)む北海道(ほっかいどう)から福井(ふくい)の七道県(どうけん)にまたがる「北前船寄港(きたまえぶねきこう)地・船主集落(せんしゅしゅうらく)」など二十三道府県(どうふけん)の十七件(けん)を新たに認定(にんてい)した。二〇一五年から毎年認定しており、今回の第(だい)三弾(だん)で計五十四件となった。来年以降(いこう)も続(つづ)け、東京五輪(ごりん)・パラリンピックが開(ひら)かれる二〇年までに百件に増(ふ)やす。

    ※   ※

 江戸時代(えどじだい)から明治(めいじ)時代にかけて日本海(にほんかい)で活躍(かつやく)した商船(しょうせん)「北前船」は北海道、東北(とうほく)、北陸(ほくりく)と西日本(にしにほん)を結(むす)び、船主が各地(かくち)の港(みなと)で産物(さんぶつ)を売買(ばいばい)した。大阪(おおさか)から北海道へは塩(しお)、わら、古着(ふるぎ)など、復路(ふくろ)は昆布(こぶ)やニシンなど海産物(かいさんぶつ)を運(はこ)び、地域間の価格差(かかくさ)で莫大(ばくだい)な利益(りえき)を得(え)た。

わーくシートを作成(さくせい)した石川県加賀(けんかが)市錦城(きんじょう)中学校3年上野一志(うえのかずし)さん

写真

 寄港地や船主集落には経済的繁栄(けいざいてきはんえい)がもたらされ、商家(しょうか)や蔵(くら)など大規模(きぼ)な建物(たてもの)が残(のこ)り、町の小路(こうじ)が海へ向(む)かう町割(わ)りの特徴(とくちょう)も見られる。航海(こうかい)の安全(あんぜん)を祈(いの)る神社仏閣(じんじゃぶっかく)もあり、縦横(たてよこ)一メートルを超(こ)える大型(おおがた)の船絵馬(えま)などが奉納(ほうのう)された。寄港地などでは遠方(えんぽう)に起源(きげん)がある祭礼(さいれい)が営(いとな)まれ、節回(ふしまわ)しの似(に)た民謡(みんよう)も歌われている。

 申請自治体(しんせいじちたい)十一市町(しちょう)のうち、石川県加賀市は橋立(はしだて)、塩屋(しおや)、瀬越地区(せごえちく)から多くの船主を輩出(はいしゅつ)。天保(てんぽう)年間(一八三〇−四四年)に建(た)てられ、国重要(じゅうよう)文化財に指定(してい)されている忠谷家住宅(ちゅうやけじゅうたく)を含む船主邸(てい)十四棟(とう)、船頭(せんどう)邸七棟が現存(げんそん)する加賀橋立伝統(でんとう)的建造物群保存(けんぞうぶつぐんほぞん)地区や瀬越町白山(はくさん)神社所蔵(しょぞう)船絵馬、市無形民俗(みんぞく)文化財の山中節(やまなかぶし)など九件が構成(こうせい)文化財となっている。

 ■監修(かんしゅう) 砂上昌一(すながみしょういち) (NIE(エヌアイイー)コーディネーター)

記事を読んで考えよう(基本問題)

(1)今回、認定(にんてい)された日本遺産(いさん)は何件(けん)ですか。

 a 18件

 b 17件

 c 2件

(2)日本遺産に今回、認定された「北前船寄港地(きたまえぶねきこうち)」のほかに石川県内(けんない)で認定されているものは何ですか。

 a 近江(おうみ)町市場(いちば)

 b かぶら寿司(ずし)

 c 小松(こまつ)の石文化(ぶんか)

(3)石川県加賀(けんかが)市で船主(せんしゅ)を多く輩出(はいしゅつ)した地区(ちく)はどこですか。

 a 山中(やまなか)

 b 三谷(みたに)

 c 橋立(はしだて)

発展問題にチャレンジ

(1)北前船(きたまえぶね)が通っていた航路(こうろ)のことを何と言いますか。

 a 西回り航路

 b 東回り航路

 c 北前航路

(2)「(1)」の航路が最初(さいしょ)に使(つか)われたのはいつですか。

 a 1649年

 b 1639年

 c 1629年

(3)北前船の寄港(きこう)地でもある加賀(かが)市にある加賀温泉郷(おんせんきょう)の一つ、山代温泉(やましろおんせん)と関係(かんけい)の深(ふか)い鳥は何ですか。

 a ヤタガラス

 b シラサギ

 c カモ

小学校中学年以上(いじょう)

 文化庁(ぶんかちょう)が日本遺産(いさん)に認定(にんてい)した「北前船寄港地(きたまえぶねきこうち)」について学ぼう。

 発展問題(はってんもんだい)(3)は答えを募集(ぼしゅう)します。はがきに住所(じゅうしょ)、郵便番号(ゆうびんばんごう)、氏名(しめい)、学校、学年、電話番号、掲載(けいさい)日を書き、〒920 8573(住所不要(ふよう))北陸(ほくりく)中日新聞報道部NIE係(ほうどうぶエヌアイイーがかり)に送(おく)ってください。締(し)め切りは10日必着(ひっちゃく)。正解者(せいかいしゃ)の中から2人に図書(としょ)カードを差(さ)し上げます。

 ■解答(かいとう) 基本問題(きほんもんだい)(1)b (2)c (3)c ▽発展(はってん)問題(1)a (2)b ▽5月21日付(づけ)発展問題(3)の答(こた)えはbです。

 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索