トップ > 北陸中日新聞から > マナビバ > あらかると > 記事

ここから本文

あらかると

【新聞わーくシート】 補助犬 もっと知って

石川県(けん)バリアフリー社会推進賞(すいしんしょう)の活動部門(かつどうぶもん)で最優秀(さいゆうしゅう)賞に選(えら)ばれた平野友明(ひらのともあき)さんと介助犬(かいじょけん)「タフィー」=石川県金沢市内(かなざわしない)で

写真

 介助犬(かいじょけん)と共(とも)に生活している石川県金沢(けんかなざわ)市の男性(だんせい)が同(どう)県バリアフリー推進賞(すいしんしょう)の活動部門(かつどうぶもん)で最優秀(さいゆうしゅう)賞に輝(かがや)きました。男性はどんな活動が評価(ひょうか)されたのでしょうか。介助犬は何をする犬なのでしょうか。

 ■掲載(けいさい) 4月5日金沢面(かなざわめん)

参考(さんこう)の記事(きじ)

 重(おも)い身体障害(しんたいしょうがい)があり、県内(けんない)で唯一(ゆいいつ)の介助犬(かいじょけん)「タフィー」(ラブラドルレトリバーの雌(めす)、七歳(さい))と生活する金沢(かなざわ)市福増(ふくます)町の平野友明(ひらのともあき)さん(48)が、県(けん)バリアフリー社会推進賞(すいしんしょう)の活動部門(かつどうぶもん)で最優秀(さいゆうしゅう)賞に選(えら)ばれた。タフィーと妻克美(つまかつみ)さん(48)とともに小学校などで精力的(せいりょくてき)に講演(こうえん)活動をし、介助犬への理解(りかい)を広めたことが評価(ひょうか)された。

 受賞(じゅしょう)について「自分が受(う)けるようなものじゃないと思っていた。周(まわ)りの人のおかげだと思う」と恐縮(きょうしゅく)した様子(ようす)で話(はな)した。

 平野さんは二〇〇九年の仕事中(しごとちゅう)の事故(じこ)で手足が不自由(ふじゆう)になり、電動(でんどう)車いすでの生活を送(おく)る。一二年にタフィーを迎(むか)えると、公共(こうきょう)交通機関(きかん)を利用(りよう)して全国各地(ぜんこくかくち)に出掛(でか)けた。昨年(さくねん)七月には病室(びょうしつ)で生まれたばかりの初孫歩夢(はつまごあゆむ)ちゃんを抱(だ)くこともできた。

 一三年以降(いこう)、県内外の小学校などで五十回ほど講演し、経験(けいけん)を伝(つた)えてきた。昨年は二十二回講演。タフィーがいるから自身(じしん)の生活が成(な)りたっていることを強調(きょうちょう)し「介助犬を含(ふく)む補助(ほじょ)犬を受け入れてほしい」と呼(よ)び掛(か)けている。

 県内には介助犬の訓練施設(くんれんしせつ)がない。平野さんは「補助犬を持(も)ちやすい環境整備(かんきょうせいび)が進(すす)んでいない」と指摘(してき)し、受賞を機(き)に行政(ぎょうせい)に施設の整備や助成(じょせい)の充実(じゅうじつ)を求(もと)めていく考えだ。

 同時(どうじ)に周囲(しゅうい)の人に補助犬を受け入れるよう呼び掛け、障害者(しゃ)が補助犬を持ちたいと言い出せる環境整備を進める。「並行(へいこう)してやっていかないと(補助犬の普及(ふきゅう)は)うまくいかない」と力を込(こ)める。

 多忙(たぼう)な克美さんに配慮(はいりょ)し、今後は一人で講演活動を続(つづ)けることも視野(しや)に入れる。「自立(じりつ)を進めていきたい」。新たな目標(もくひょう)に向(む)けてタフィーと歩んでいく。

 ■監修(かんしゅう) 砂上昌一(すながみしょういち)(NIE(エヌアイイー)コーディネーター)

 介助犬(かいじょけん) 身体障害者補助(しんたいしょうがいしゃほじょ)犬法(ほう)で盲導犬(もうどうけん)や聴導(ちょうどう)犬とともに「補助犬」とされる。訓練事業(くんれんじぎょう)者によるトレーニングを受(う)けて国が指定(してい)する法人(ほうじん)が認定(にんてい)する。物(もの)を拾(ひろ)って渡(わた)したり、扉(とびら)を開(あ)けたりと障害者の身(み)の回りの世話(せわ)をする。

記事を読んで考えよう(基本問題)

(1)金沢(かなざわ)市の平野友明(ひらのともあき)さんが石川県(けん)バリアフリー社会推進賞(すいしんしょう)の活動部門(かつどうぶもん)で最優秀(さいゆうしゅう)賞を受賞(じゅしょう)した理由(りゆう)は何ですか。

 a 精力的(せいりょくてき)に旅行(りょこう)した

 b 精力的に講演(こうえん)した

 c 精力的に介護(かいご)した

(2)「タフィー」はどんな犬ですか。

 a 盲導犬(もうどうけん)

 b 聴導(ちょうどう)犬

 c 介助(かいじょ)犬

(3)平野さんが「タフィー」と共(とも)に生活(せいかつ)し始(はじ)めたのはいつですか。

 a 2009年

 b 2012年

 c 2013年

発展問題にチャレンジ

(1)介助犬(かいじょけん)はどんなことをしますか。

 a 目の不自由(ふじゆう)な人を目的(もくてき)の場所(ばしょ)まで安全(あんぜん)に誘導(ゆうどう)する

 b 物(もの)を拾(ひろ)って渡(わた)したり扉(とびら)を開(あ)けたりと障害者(しょうがいしゃ)の身(み)の回りの世話(せわ)をする

 c 耳の不自由な人に聞こえた音を知らせる

(2)介助犬、盲導(もうどう)犬、聴導(ちょうどう)犬を総称(そうしょう)して何と言いますか。

 a 支援(しえん)犬

 b 愛護(あいご)犬

 c 補助(ほじょ)犬

(3)障害のある人もない人も分け隔(へだ)てなく、共(とも)に生きる社会を目指(めざ)し、昨年(さくねん)4月に施行(しこう)された法律(ほうりつ)は何ですか。

 a 身体(しんたい)障害者福祉法(ふくしほう)

 b 障害者差別解消(さべつかいしょう)法

 c 障害者総合(そうごう)支援法

小学校中学年以上(いじょう)

 石川県内(けんない)で唯一(ゆいいつ)の介助犬(かいじょけん)「タフィー」と生活する男性障害者(だんせいしょうがいしゃ)を通(つう)じて、障害者の身(み)の回(まわ)りの世話(せわ)をする介助犬への理解(りかい)を深(ふか)めよう。

 発展問題(はってんもんだい)(3)は答えを募集(ぼしゅう)します。はがきに住所(じゅうしょ)、郵便番号(ゆうびんばんごう)、氏名(しめい)、学校、学年、電話番号、掲載(けいさい)日を書き、〒920 8573(住所不要(ふよう))北陸(ほくりく)中日新聞報道部NIE係(ほうどうぶエヌアイイーがかり)に送(おく)ってください。締(し)め切りは29日必着(ひっちゃく)。正解者(せいかいしゃ)の中から2人に図書(としょ)カードを差(さ)し上げます。

 ■解答(かいとう) 基本問題(きほんもんだい)(1)b (2)c (3)b ▽発展(はってん)問題(1)b (2)c ▽4月16日付(づけ)発展問題(3)の答(こた)えはbです。 

 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索