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あらかると【新聞わーくシート】能登半島地震から10年 地域復興 課題残る
今年(ことし)三月で能登半島地震(のとはんとうじしん)から十年を迎(むか)えました。石川県内(けんない)の被災(ひさい)地の復興事業(ふっこうじぎょう)はほぼ完了(かんりょう)しました。しかし、被害(ひがい)が大きかった輪島(わじま)市、穴水(あなみず)町を中心に人口減少(じんこうげんしょう)や高齢化(こうれいか)が加速(かそく)し、被災者(しゃ)の生活再建(さいけん)に課題(かだい)が残(のこ)っています。 ■掲載(けいさい) 3月25日朝刊1面(めん) 参考(さんこう)の記事(きじ)石川県内(けんない)で最大震度(さいだいしんど)6強(きょう)を記録(きろく)した二〇〇七年の能登半島地震(のとはんとうじしん)から(三月)二十五日で十年を迎(むか)える。道路整備(どうろせいび)などの復興事業(ふっこうじぎょう)はほぼ終(お)わったが、過疎(かそ)・高齢化(こうれいか)は深刻(しんこく)さを増(ま)している。 輪島(わじま)市と穴水(あなみず)町を中心に県内の住宅(じゅうたく)二千四百二十六棟(とう)が全半壊(ぜんはんかい)し、死者(ししゃ)一人、重軽傷者(じゅうけいしょうしゃ)は三百三十八人に上(のぼ)った。仮設(かせつ)住宅ではピーク時に三百二十九世帯(せたい)、七百三十六人が生活した。 県(けん)によると、被災(ひさい)地の復興事業はほぼ完了(かんりょう)。地域活性(ちいきかっせい)化などの事業を支援(しえん)してきた能登半島地震復興基金(ききん)も三月末(まつ)に解散(かいさん)する。 災害公営(さいがいこうえい)住宅で生活する被災者は現在(げんざい)も輪島市と穴水町で計四十二世帯、六十五人いる。高齢者を中心とした被災者の生活再建(さいけん)に課題(かだい)が残(のこ)っている。 被害(ひがい)の大きかった輪島市、穴水町の人口(じんこう)は十年前と比(くら)べて、それぞれ17%、19%減(へ)った。高齢化率(りつ)は40%を超(こ)えている。 二十五日には関連行事(かんれんぎょうじ)が各地(かくち)で行われ、住民(じゅうみん)らは地震発生時刻(はっせいじこく)の午前九時四十一分(ぷん)に合わせて黙(もく)とうをささげる。 ■監修(かんしゅう) 砂上昌一(すながみしょういち) (NIE(エヌアイイー)コーディネーター) 記事を読んで考えよう(基本問題)(1)能登半島地震(のとはんとうじしん)はいつ発生(はっせい)しましたか。 a 1995年1月11日 b 2007年3月25日 c 2011年3月11日 (2)石川県内(けんない)では最大震度(さいだいしんど)はどれくらいでしたか。 a 5強(きょう) b 6弱(じゃく) c 6強 (3)地震で全半壊(ぜんはんかい)した石川県内の住宅(じゅうたく)は何棟(とう)でしたか。 a 338棟 b 2426棟 c 5560棟 発展問題にチャレンジ(1)三月末(まつ)に解散(かいさん)した能登半島地震復興基金(のとはんとうじしんふっこうききん)は主(おも)にどんな事業(じぎょう)をしましたか。 a 地域活性化(ちいきかっせいか)などの事業支援(しえん) b 高齢者(こうれいしゃ)の生活支援 c 若者(わかもの)の定住(ていじゅう)支援 (2)被害(ひがい)が大きかった輪島(わじま)市の人口(じんこう)は当時に比(くら)べ、現在(げんざい)はどれだけ減少(げんしょう)しましたか。 a 17% b 19% c 40% (3)高齢化率(りつ)とはどんな意味(いみ)でしょうか。 a 総(そう)人口に対(たい)する60歳以上(さいいじょう)の割合(わりあい) b 総人口に対する65歳以上の割合 c 総人口に対する75歳以上の割合 小学校中学年以上(いじょう)10年前に発生(はっせい)した能登半島地震(のとはんとうじしん)と被災(ひさい)地に現在(げんざい)でも残(のこ)る課題(かだい)について知ろう。 発展問題(はってんもんだい)(3)は答えを募集(ぼしゅう)します。はがきに住所(じゅうしょ)、郵便番号(ゆうびんばんごう)、氏名(しめい)、学校、学年、電話番号(でんわばんごう)、掲載(けいさい)日を書き、〒920 8573(住所不要(ふよう))北陸(ほくりく)中日新聞報道部NIE係(ほうどうぶエヌアイイーがかり)に送(おく)ってください。締(し)め切りは22日必着(ひっちゃく)。正解者(せいかいしゃ)の中から2人に図書(としょ)カードを差(さ)し上げます。 ■解答(かいとう) 基本問題(きほんもんだい)(1)b (2)c (3)b ▽発展(はってん)問題(1)a (2)a ▽4月9日付(づけ)発展問題(3)の答(こた)えはbです。 PR情報
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