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【新聞わーくシート】射水の遠眼鏡は岩橋家作

車形模様(くるまがたもよう)が施(ほどこ)された岩橋家製作(いわはしけせいさく)の望遠鏡(ぼうえんきょう)=富山県射水(とやまけんいみず)市新湊博物館(しんみなとはくぶつかん)で

写真

 江戸後期(えどこうき)から明治中期(めいじちゅうき)までの間に大阪(おおさか)の「岩橋家(いわはしけ)」が製作(せいさく)した和製望遠鏡(わせいぼうえんきょう)が富山県射水(とやまけんいみず)市新湊博物館(しんみなとはくぶつかん)で見つかりました。岩橋望遠鏡は国内外(こくないがい)に現存(げんそん)しており、これが十八個(こ)目。今回は最大(さいだい)の大きさです。どんな望遠鏡でしょうか。

 ■掲載(けいさい) 2月10日富山面(とやまめん)

参考(さんこう)の記事(きじ)

 射水(いみず)市新湊博物館(しんみなとはくぶつかん)は(二月)九日、所蔵(しょぞう)の和製望遠鏡(わせいぼうえんきょう)が江戸後期(えどこうき)から明治中期(めいじちゅうき)ごろまで大阪(おおさか)の「岩橋家(いわはしけ)」が製造(せいぞう)した望遠鏡と分かったと発表(はっぴょう)した。岩橋望遠鏡は国内外(こくないがい)に現存(げんそん)し、十八個(こ)目の確認(かくにん)。今回のものは最大(さいだい)の大きさで、本体に製作者名(せいさくしゃめい)と製作年が書かれているのが初(はじ)めて確認された。(二月)十七日から博物館で展示(てんじ)する。

 江戸時代(じだい)に同市放生津(どうしほうじょうづ)町に住(す)んでいた材木商(ざいもくしょう)「柴屋(しばや)」の子孫(しそん)が昨年(さくねん)五月、古文書(こもんじょ)など数千点と共(とも)に同(どう)博物館へ寄贈(きぞう)した。富山(とやま)市天文台(てんもんだい)の渡辺誠専門官(わたなべまことせんもんかん)(62)の調査(ちょうさ)で岩橋家が作ったと判明(はんめい)。今年(ことし)一月に専門業者(ぎょうしゃ)が望遠鏡を分解修理(ぶんかいしゅうり)すると、製作年を示(しめ)す「文化(ぶんか)五年」(一八〇八年)の墨書(すみが)きが見つかった。

 初代(しょだい)岩橋善兵衛(ぜんべえ)(一七五六〜一八一一年)が製作したとみられる。直径(ちょっけい)九・六センチ、全長(ぜんちょう)二九五・二センチで、八十四センチほどに縮(ちぢ)む。接眼部(せつがんぶ)に「岩橋」の銘(めい)があり、同家製作を示す車形模様(くるまがたもよう)が金で施(ほどこ)されている。博物館によると、望遠鏡は一度名家(いちどめいか)に納(おさ)められ、明治時代に柴屋が収集(しゅうしゅう)したと推測(すいそく)される。

 江戸時代に精密(せいみつ)な日本地図を作った測量家伊能忠敬(そくりょうかいのうただたか)(一七四五〜一八一八年)も岩橋望遠鏡を使(つか)っていた。渡辺専門官は「遠眼鏡(とおめがね)は三百本ほど見てきたが、内側(うちがわ)が黒く塗(ぬ)ってあるのは初めて。工夫(くふう)された望遠鏡だ」と目を見張(みは)った。今後、他(た)の望遠鏡の年代(ねんだい)を推測する基準(きじゅん)になるという。

■監修(かんしゅう) 砂上昌一(すながみしょういち)(NIE(エヌアイイー)コーディネーター)

記事を読んで考えよう(基本問題)

(1)この望遠鏡(ぼうえんきょう)はどこの所蔵(しょぞう)ですか。

 a 岩橋家(いわはしけ)

 b 柴屋(しばや)

 c 射水(いみず)市新湊博物館(しんみなとはくぶつかん)

(2)望遠鏡が製作(せいさく)された年はいつですか。

 a 一七五六年

 b 一八〇八年

 c 一八一八年

(3)望遠鏡の全長(ぜんちょう)はどれだけですか。

 a 195・2センチ

 b 295・2センチ

 c 395・2センチ

発展問題にチャレンジ

(1)岩橋家製作(いわはしけせいさく)を示(しめ)す模様(もよう)は何ですか。

 a 唐草(からくさ)模様

 b 車形(くるまがた)模様

 c しま模様

(2)この望遠鏡(ぼうえんきょう)はどこが工夫(くふう)されていますか。

 a 墨書(すみが)きがある

 b 接眼部(せつがんぶ)に「岩橋」の銘(めい)がある

 c 内側(うちがわ)が黒く塗(ぬ)ってある

(3)岩橋望遠鏡を使(つか)っていた伊能忠敬(いのうただたか)は、何年かけて精密(せいみつ)な日本(にっぽん)地図を作成(さくせい)しましたか。

 a 15年

 b 17年

 c 27年

小学校中学年以上(いじょう)

 江戸後期(えどこうき)に製作(せいさく)された和製望遠鏡(わせいぼうえんきょう)について知ろう。

 発展問題(はってんもんだい)(3)は答えを募集(ぼしゅう)します。はがきに住所(じゅうしょ)、郵便番号(ゆうびんばんごう)、氏名(しめい)、学校、学年、電話番号、掲載(けいさい)日を書き、〒920 8573(住所不要(ふよう))北陸(ほくりく)中日新聞報道部NIE係(ほうどうぶエヌアイイーがかり)に送(おく)ってください。締(し)め切りは11日必着(ひっちゃく)。正解者(せいかいしゃ)の中から2人に図書(としょ)カードを差(さ)し上げます。

 ■解答(かいとう) 基本問題(きほんもんだい)(1)c (2)b (3)b ▽発展(はってん)問題(1)b (2)c ▽2月19日付(づけ)発展問題(3)の答えはcです。 

 

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