トップ > 北陸中日新聞から > マナビバ > あらかると > 記事

ここから本文

あらかると

【勉強基本のき】受験生の数学 配点高い「作図」

角の二等分線と垂直二等分線

組み合わせが多い

 受験生にとっていよいよ入試本番の時期がやってきました。今後は、これまで学習した知識の整理と間違(まちが)えた問題のやり直しに徹(てっ)してください。

 5教科の中で、多くの学習時間をとられるのが数学です。数学は計算・方程式・関数・図形といった項目(こうもく)に分かれ、特に関数・図形は重要な項目です。どの項目もバランスよく学習しなくてはいけません。公立入試で、必ず出題され配点も高いのにあまり重視されないのが「作図」です。今回は昨年出題された作図の問題で傾向(けいこう)と解法のポイントをご紹介(しょうかい)します。

 作図の配点は8点で(1)が4点、(2)が4点と予想されます。(2)まで解けないにしても(1)を求めるための直線を作図し中間点を狙(ねら)うべきです。(1)は例年基本的な作図が出題され、(2)は図形の性質を使った難しい問題になります。平成28年度の問題では∠XOY=140°で、(1)∠POY=70°から角の二等分線はすぐに思いつくはずです。(2)はひし形の2つの対角線が垂直に交わり、その交点がそれぞれの中点になりますから線分XOから垂直二等分線をひけば、(1)との交点が点Pになります。ここで重要なことは、作図でひし形の性質をいかに使うかということです。作図の問題は、ほとんどが角の二等分線と垂直二等分線の組(く)み合わせだということです。また、今年(ことし)から教科書の変更(へんこう)で円周角の定理が三平方の定理より先に学習することになったので、半円の弧に対する円周角が90°だということを使う問題が出題されるかもしれません。

 最後に、数学は時間配分を間違えると解ける問題を解かずして終わってしまうことがあります。問題を解く際に目標時間を設定(せってい)し、時間内に解けない場合(ばあい)は次の問題にとりかかり、1つの問題に時間をかけすぎないようにしましょう。テストを受ける際は、自信のない問題に印をし、見直しの参考にするとよいでしょう。

 (金沢育英(かなざわいくえい)センター)

問題

 解答用紙に、線分OX、OYがあり、∠XOY=140°である。これを用いて次の点線で囲んだ枠の中の条件(1)、(2)をともに満たす点Pを作図しなさい。ただし、作図に用いた線は消さないこと。(問題:平成28年度 石川県公立高校入試問題大問(もん)5より)

写真

解答

写真
 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索