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北経随想|アジア随想

白山つなぐバス 山崎太一朗

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 「白山スーパー林道の紅葉はいつ頃がいいんですか? やっぱり二十日ごろですか?」。お客さまから、そんな質問をよく受けます。

 実は白山スーパー林道は標高差が千メートル近くあり、紅葉は標高の高いところから次第に低いところに移っていくため、紅葉を楽しめる期間が長いのです。十月初旬にスーパー林道の山頂付近である三方岩岳付近が色づき始め、それが日を追うごとに標高を下り、十一月初旬には林道最下部の滝が七本並ぶあたりが見事な紅葉になります。時期により表情が変わり、どの時期がいいか甲乙付けがたいのです。

 白山スーパー林道に紅葉狩りに行こうとしても、これまで公共交通機関はなく、自家用車で行くしかありませんでした。「バスを走らせたい」。そんな思いで昨年、ホワイトリングというバス旅行会社を中宮温泉とともに立ち上げました。白山スーパー林道観光を気軽にできるバスが走るのは、三十七年の歴史で初めてです。

 JR金沢駅を午前八時に出発し、一里野温泉、中宮温泉を経て白山スーパー林道のゲートをくぐります。ふくべの大滝、とがの木台、蓮如茶屋の三カ所で下車しての観光を楽しんでいただき、同十一時に白川郷に到着。一時間後に出発し、高山には午後一時に到着します。高山で飛騨のグルメを楽しみ、古い町並み観光を楽しんだ後は、JR高山駅から電車で金沢駅にお帰りいただければ、夕刻前には金沢に戻れるという旅行が楽しめます。

 来年から「白山白川郷ホワイトロード」という新愛称に変わる白山スーパー林道を私たちの思いを乗せたバスが走ります。十一月の林道最終日までです。 (ホワイトリング社長)

 やまざき・たいちろう 1970(昭和45)年、旧尾口村(現白山市)生まれ。大阪経済法科大卒業後、ニューヨーク・マンハッタンのペース大に留学。現在ホワイトリングのほか、岩間温泉山崎旅館、一里野高原ホテルろあん社長を務める。

 

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