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北経随想|アジア随想

笑顔のための祈り 酒井晶正

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 「小さい頃は神様がいて、不思議に夢をかなえてくれた」。ユーミンの歌詞ではないけれど、神々に毎日淡々粛々と祈っていれば、自然に何びとにも邪魔されることなく、夢や願いは、予想もしなかった助けや協力者が現れ、実現できることを私は体験している。

 新しくなった富山県高岡市のJR高岡駅ビル「クルン高岡」に、高岡銅器から生まれた二つの神々からの賜り物がある。一つは、おりんが奏でる神々しい電車の発車音であり、もう一つはブロンズ像のドラえもんポストである。

 発案者は私である。しかし、自分自身は、みんなが笑顔になるすてきな神々からのお告げだと信じている。信じ切っていたので、誰からも頼まれたわけでもないのにJR高岡駅や高岡郵便局へアポなしで直談判に行けたのだと思う。いきなり神のお告げで来たと言わなかったつもりではあったが、担当者はかなり仰天したらしい。何より、二つともほどなく実現したことに私自身も驚いている。

 私の現在の日課は、朝二時半に起床し、三時半には富山県砺波市内の実家のある神社で参拝している。定期的に大仏寺でのお参りし、臨済宗の寺院、江雲庵(高岡市)で座禅をしている。それに月に一回は、石川県珠洲市内の奥宮参りを続けて丸十年になる。加えて、新しくできたドラえもんポストに一日三通複写はがきを投函(とうかん)することや、北陸新幹線新高岡駅の発車音にもおりんの音楽を奏でる運動を続けている。念ずれば花開くものである。

 神々の真心からの祈りは必ずみんなの笑顔を実現できると信じながら、私は淡々粛々、今日も明日も、命の続く限りお参り修行を続けていこうと思うこの頃である。

  (高岡関野神社神職)

 さかい・あきまさ 1958(昭和33)年富山県砺波市生まれ。皇学館大神道学専攻科卒業。加賀二代藩主の前田利長を祭る高岡関野神社(富山県高岡市)の神職。高岡音風景の会代表も務める。

 

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