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炭素繊維複合材 独で紹介 金沢工大と4社 来月、石川県支援

 次世代産業として期待される炭素繊維複合材料分野で、金沢工業大の研究開発拠点「革新複合材料研究開発センター(ICC)」と石川県内企業四社が十月下旬、ドイツ・ブレーメンで開かれる国際展示会「アイセック2018」に出展する。

 先進都市ドイツの研究開発クラスター「CFKバレー」関係者が県内企業の取り組みを評価して実現。今年で四回目を迎えるが、日本企業の出展は初めて。

 県は企業の技術連携を後押しする考えで、三日発表した九月補正予算案に出展支援事業費三百万円を盛り込んだ。

 鉄より軽く、十倍の強度を誇る炭素繊維に樹脂を含ませた炭素繊維複合材。自動車や航空機への実用化が進むほか、建築資材などへの用途拡大が期待される。

 アイセックは十月三十、三十一の両日にあり、熱可塑性の炭素繊維複合材料に特化した展示会。世界の約百社が出展し、県内からはICCのほか、サンコロナ小田(小松市)カジレーネ(かほく市)津田駒工業(金沢市)大同工業(加賀市)の四社が参加する。

 欧州などで自動車部品や航空機部品として使われる複合材は、主に樹脂を染み込ませながら成型する熱硬化成形。これに対し、県内企業などが手掛ける熱可塑成形はプレス金型の圧力と熱で成型し、加工時間も少なくて済むため、大量生産ニーズにも応えられる。

 欧州は市場規模も大きく、県産業政策課の担当者は「高い技術力で製品化されたものをPRする絶好の機会」と強調。「互いの技術交流や国際共同研究にもつながれば」とも話す。

 ICCとCFKバレーは二〇一五年十月、炭素繊維複合材の普及に向けた協力協定を締結している。 (田嶋豊)

 

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