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北陸経済ニュース

1.5ミリ炭素繊維 トラック引っ張った 小松精練実験 中高生「すごい」 

炭素繊維の強度を示した実証実験=石川県能美市内で

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 小松精練(石川県能美市)が開発した炭素繊維複合材「カボコーマ」の強度を確かめる実証実験が同市内で開かれ、十トンのトラックを引っ張って動かし、強度をアピールした。

 実験は同社が毎年、地元の中高生らを招いて開いている「マイスター育成塾」の中で行われた。

 カボコーマは、ガラス繊維と炭素繊維を組みひも状にし、樹脂で固めて造る。軽量ながら強度がある性質が特徴で、小松精練本社の展示棟で耐震補強に活用している。最近はJR西日本が関西の駅でホーム可動柵の部品として使う実験をしている。

実験で使用されたカボコーマ

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 トラック二台を前後に並べ、カボコーマと金属製ワイヤをそれぞれつなぎ、後方のトラックを引っ張る方法で実験をした。ワイヤとカボコーマを太さ一・五ミリ、長さ二十メートルとし、条件をそろえた。ワイヤでは切れたが、カボコーマではトラックが前進した。

 育成塾には小松大谷高校の生徒や小松精練に入社予定の大学生ら約七十人が参加した。奥谷晃宏取締役エンジニアリング事業本部長が講義し、「自動車に使用されるようになれば、炭素繊維素材はもっと身近な存在になる」と語った。

 実験を見た能美市根上中学校三年の鈴木陽菜太(ひなた)さんは「炭素繊維が多くの場面で活用されているのはすごい」。小松工業高校三年の宮爽夏(さやか)さんは「学校の授業で学んでいたが、炭素繊維の強度を間近で見られたのはよかった」と話した。 (阿部竹虎)

 

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