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北陸独自 水素ビジョンを 高岡 廃アルミ活用、検討会議

あいさつするアルハイテックの水木伸明専務(右)と富山大の川口清司教授=富山県高岡市で

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 アルミの廃棄物から水素を発生させ、発電などに使う取り組みを広めようと、企業などによる「北陸アルミ水素将来ビジョン検討会議」が三十一日、富山県高岡市内で発足した。会議は十月中旬に理想の将来像を示す「北陸アルミ水素ビジョン」を発表する。

 水素は発電などに使われるときに二酸化炭素(CO2)を排出しない特徴があり、「クリーンエネルギー」として近年、注目を集めている。国は昨年末、水素による発電コストの将来目標などを定めた「水素基本戦略」を発表した。

 県アルミ産業協会によると、アルミ建材の生産額と建材などに活用されるアルミ押し出し材の生産量はいずれも富山が全国一位。北陸地方が廃アルミを生かした水素エネルギーの産地になる可能性がある。

 初会合が同日開かれ、県内の自治体やメーカーの担当者ら十八人が出席。座長に選ばれた富山大大学院理工学研究部の川口清司教授(工学)はあいさつで「北陸独自の水素ビジョンをつくり出したい」と述べた。事務局を務める資源エネルギーシステム開発のアルハイテック(高岡市)の水木伸明専務はあいさつで「水素社会に向けた設備投資で北陸地方は都市圏から後れを取っている」と指摘した。

 三協アルミ(同市)の技術開発統括部技術部の野村信明さんが講演し、「製造過程で出る廃アルミを活用するポテンシャルは大いにある」と話した。

 アルハイテックはトナミホールディングス(同市)など八社が出資して二〇一三年に設立。アルミを張り付けた紙パックからアルミを仕分け、特殊なアルカリ溶液と化学反応させ水素を生み出す施設を開発したほか、水素を生み出す電源不要の小型装置を開発した実績がある。 (阿部竹虎)

 

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