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北陸経済ニュース

外国人観光客に5%現金還元 きょうからエムザ

訪日外国人にアピールするチラシ

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インバウンド対策強化

 百貨店のめいてつ・エムザ(金沢市)は訪日外国人観光客(インバウンド)への対応を充実させる。九月一日から、買い物した額の5%を現金で返す。年末まで試験的に実施し、本格導入を検討する。エムザによると、こうした取り組みは北陸三県の百貨店で初めて。(嶋村光希子)

 外国人観光客がレシートとパスポートを店内の免税一括カウンターに出すと、現在の消費税分の8%に5%を加えた計13%分を現金でもらえる仕組み。例えば、一万円の買い物をすると千三百円が返ってくる。食品や一部のブランド品などを除いて全商品が対象。

 エムザの買い物客の国・地域別は、中国が約六割を占め、香港、台湾と続く。売れる商品は化粧品が半分以上で、金箔(きんぱく)などの工芸や雑貨も人気という。中国や台湾などの観光客は二月の春節時期の訪日が多く、エムザの同時期の今年の売り上げは過去最高だった。桜の季節を好む欧米人も増えている。このため、中国語と英語表記のチラシを店内の約二十カ所に設置して周知する。外国人観光客はスマートフォンなどで「口コミ情報」を収集する傾向があることから、会員制交流サイト(SNS)を積極的に活用し、広く知ってもらう。

 インバウンド対策としてエムザは二〇一六年二月に免税一括カウンターを開設したほか、自国の通貨レートで決済できるサービスや十四カ国対応の外貨両替機の設置、電子マネーの導入など相次いで充実させた。今回のキャッシュバックについては年内の動向を踏まえ、来年以降の継続を判断する。

 エムザを運営する金沢名鉄丸越百貨店の一八年三月期(一七年三月〜一八年三月の十三カ月間)の売上高は約百四十四億円。このうちインバウンドは0・7%程度にとどまっている。エムザは二〜三年後をめどに1%超に引き上げることを目指している。

 

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