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北陸経済ニュース

ICT建機 PR拠点 北陸初 コマツ粟津工場内

(上)モニターなどの説明付きで建設機械が動く様子を見学できる施設内部=いずれも石川県小松市内で        (下)粟津工場内に完成した「ICT建機デモセンタ粟津」

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 建機大手のコマツ(東京)は、情報通信技術(ICT)を活用した建機が実際に作業する様子を紹介する施設を粟津工場(石川県小松市)内に開設した。全国十二カ所目のPR拠点で北陸三県では初。現場での労働力不足や作業員の高齢化が深刻化する中、建設関係者などに最新技術による課題解決の方法を知ってもらうことで、販売拡大を目指す。(織田龍穂)

 施設の名称は「ICT建機デモセンタ粟津」。最大四十五人が入れる平屋建ての見学施設と、建機の実演場がある。粟津工場ではこれまでも、仮設テントを設置するなどしてICT建機の見学を受け入れてきたが、悪天候で実施できない時もあり、全天候型の見学施設が求められていた。敷地面積は四千三百平方メートルで、総工費は八千万円。

 ICT建機の実演では、女性スタッフ九人が油圧ショベルで人工的な斜面を造ったりブルドーザーで整地したりする。スタッフには昨秋に技能講習を受けたばかりの人もおり、経験が浅くても正確な作業ができることをPRする。

 毎週水曜日には建設関係者や自治体関係者向けのセミナーを開催。コマツが推進する先進的な現場作業の解説やドローンによる測量の実演、ICT建機への試乗体験もある。

 十六日に現地で開所式があり、谷本正憲知事ら自治体関係者らが出席。藤田直樹工場長は「(国内の)建設技能労働者は現在の三百五十万人から二〇二五年には二百二十万人まで減少する。ICT建機を使った工事の生産改革を進めていきたい」とあいさつした。

 施設は二十日の工場開放デーで一般にも開放し、建機の実演を公開。六月六日に初のセミナーを開く予定。

 

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