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北陸経済ニュース

新株予約権発行 212億円調達へ 日医工 エーザイ子会社買収で

 ジェネリック医薬品(後発薬)大手の日医工(富山市)は四日、SMBC日興証券(東京)に第三者割り当て方式で新株予約権を発行し、約二百十二億円を調達すると発表した。三月に資本・業務提携した先発薬メーカーのエーザイ(同)子会社の取得資金に充てる。

 日医工はエーザイ子会社のエルメッドエーザイ(東京)を二〇一九年四月に完全子会社にする予定。二日にエルメッド社の株式20%を取得し、持ち分法適用会社にした。十月と一九年四月の二回に分けて全株式を取得する方針で、取得総額は百七十億円となる。今回の新株予約権発行で二回分をまかなう。過去の借入金の返済にも充てる。

 資金調達方法を新株発行でなく、新株予約権発行にしたのは、既存株主の利益や株価への大きな打撃を避けるため。新株を発行すると短期間で多額の資金を集められるが、株式数が一気に増えるため株価が下がる恐れがある。

 日医工によると、五月八日に予約権を一個四百七十円で十一万三千個発行し、約五千三百万円を調達。SMBC日興証券が株式を購入する場合の当初価格は一株当たり千八百七十五円。これは日医工の三日の東証終値千七百四円に10%上乗せした値。この価格で購入されると日医工は約二百十二億円を調達できる。

 両社は影響軽減の措置を取り決める契約を交わす。具体的には日医工が自社の判断でSMBC日興証券が予約権を行使できない期間を指定できることなどを盛り込む。 (織田龍穂)

 

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