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【北陸経済ニュース】

アルミ瓦を注文製造 軽量 文化財補修に最適 

2009年10月10日

重さが粘土瓦の半分しかない三協ワシメタルのアルミ屋根瓦

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三協ワシメタル

 三協・立山ホールディングス(富山県高岡市)傘下の三協ワシメタル(同)は、オーダーメードのアルミ屋根瓦を開発。事業化に乗り出した。重さが粘土瓦の約半分と軽く、老朽化した構造への負担を軽減したい文化財建築物や古民家の補修向けに、販路開拓を図る。(網信明)

 同社は、アルミ鋳造品や機械部品製造が本業。景気低迷による受注減など経営環境が厳しい中、新たな事業分野の開拓を検討。アルミ瓦では大量生産の規格品を扱うメーカーはあるが、オーダーメードの分野はライバルがほとんどないため、「アルミ鋳造で長年培った技術を生かせ、商機はある」(同社)と事業化に踏み切った。

 アルミ部品製造に用いていた砂型による鋳造法を利用。デザインや大きさに合わせて自在に型を作ることができ、複雑な形状の鬼瓦も忠実に再現できるのが強み。着色も自在だ。注文は一〜二点でも応じる。

 文化財保護の世界では、古い建築物の耐震性をいかに高めるかが課題になっている。同社は「アルミ瓦使用で屋根の軽量化が図れるので、地震発生時の建物の振幅を抑えられる」と強調し、国や県などの行政や、寺社などへ売り込む。

 価格は、縦横三十センチ、重さ一・五キロの標準的な平瓦で一枚二千円程度。粘土瓦の六〜七倍と高価だが、鬼瓦など高い技術を必要とするものなどの需要はあるとみる。さらに「厚さを薄くする工夫などで低コスト化を図りたい」と、技術向上にも力を入れる。

 

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