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狙いを聞く

成長分野に資源集中 PFU 半田清社長

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 スキャナー大手・PFU(石川県かほく市)の半田清社長が経営トップに就いて四カ月が過ぎた。親会社の富士通出身は約十五年ぶりで、営業系は初めて。「主力のスキャナー市場は成熟している。今後成長するソリューション(課題解決)分野を伸ばしたい」と意気込む。(嶋村光希子)

トップ就任から4カ月 

 −最近の経営環境は。

 「二〇一八年三月期の決算は増収増益と順調だった。ここ数年、主力のスキャナーは海外を中心に展開しているが、市場は成熟化し、伸びはもうひとつだった。その分を国内のソリューションサービスなどの伸びでカバーできた。現在の海外と国内の売り上げ割合は四対六。海外を維持しつつ、国内ビジネスを伸ばして会社全体を成長させたい」

 −改めて抱負を。

 「スキャナー技術を生かしながら、製品だけでなく、今注目されているセキュリティーを強化したソリューションと組み合わせて提案したい。こうした成長していく分野に選択と集中をし、新規顧客も開拓したい。社員みんなが明るく楽しく、いきいきと働きがいのある会社にしたい。お客さま第一はもちろん、取引先や地域、社会に貢献する会社でありたい」

 −課題は何か。

 「各部門で横の連携をより強化し、総合力を発揮して新たなビジネスをつくらなければならない。部門間の壁を低くして風通しを良くしたい。十年後、二十年後も成長できる会社であるよう、若手中心に将来のあり方を考えるグループもつくれたら」

 −働き方改革は進んでいるのか。

 「自社のスキャナーを使ったペーパーレス化で92%の書類を削減できた。減らした紙を積み上げると東京スカイツリー三つ分に相当する。ペーパーレスを導入したい企業が当社の横浜本社に頻繁に見学に訪れ、『紙がない』と感心される。在宅勤務やサテライトオフィスで仕事をする人にも出先から書類を確認できて便利だ」

 「短時間勤務の人はフレックスタイムで出勤でき、勤続二年以上で在宅勤務を週三日までできるようにした。子育てや介護中の社員が活用している。今年の大雪の際も通勤に時間がかからず有効だったようだ。いろんな環境の人がしっかり目標を持って働けるよう制度も含めて改善したい」

 はんだ・きよし 早稲田大政治経済学部を卒業後、1979年に富士通に入社。徳島支店長、本社統括部長などを経て2011年に執行役員流通ビジネス本部長、15年に執行役員常務産業・流通営業グループ長。18年4月からPFU社長。埼玉県出身。趣味はウオーキングと海外旅行。61歳。

 会社メモ

 ウノケ電子工業から社名変更したユーザック電子工業と、パナファコムが1987年に合併して設立。富士通の100%子会社。スキャナーの開発・製造のほか、情報インフラ構築、情報システムの保守・監視サービスなどを手掛ける。グループ従業員は4462人(3月末現在)。2018年3月期の連結売上高は1339億円、営業利益は77億3700万円。本社は石川県かほく市と横浜市。

 

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