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狙いを聞く

投資技術を広く普及 アーニングアカデミー 浜本学泰代表

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ネットとリアルで教室

 投資の知識をインターネットや現実の教室で教える「アーニングアカデミー」。ネット上で運営する倭(わ)・美(び)(石川県小松市)と、実際の教室を金沢市内で開いているアンヤット(金沢市)両社の浜本学泰代表は「投資は技術。誰でも習得でき、一部の人の特殊なものではない」と、普及に力を注ぐ。年内にも新たな教室を大阪に開校し、本年度中にも証券の仲介業を始める。 (石井真暁)

 −なぜスクールを始めたのか。

 七年前からインターネットで教え始め、投資を教えることは大事だと感じた。日本人は投資に良いイメージがあまりなく、金融知識も身近でない。一方で、年金は減り、雇用環境も厳しくなり安心して生きるのが難しくなっていくのでは。お金の知識をみんなが当たり前に持つことがこれからの日本に必要だ。ネットのおかげでプロと個人投資家の格差がなくなっている。具体的には取引手数料と市場へのアクセス方法の格差はほぼない。あとは情報の取り方や分析の仕方を伝えれば、プロとほぼ遜色ない投資が可能だ。

 −どのように教えているのか。

 「お金の自動車教習所」と思ってつくった。ネットでの授業は東京の投資専門出版社、パンローリングと提携して全国展開。教習所での学科教習に当たるのはテキストと動画解説での勉強。練習用の取引口座を使って実際に技術を磨くのは教習所内での運転に相当するリアル(現実)の金沢本校。全国の生徒にインターネット電話のSkype(スカイプ)を使って参加してもらう。生徒対抗の大会も開いている。

 リアル校では生徒を見て理解度を知り、癖を直していく。対面でしっかりとサポートするので生徒は理解ができる。中には川崎市から金沢本校に通う人もいる。習得段階に応じて仮免許や免許に当たるライセンスを渡している。

 −金沢でリアル校を始めたのはなぜ。

 生まれ育った石川で投資家を増やし、地元企業を応援する態勢をつくりたいから。よく理解してくれる株主が地元にいるのは企業にとっていいこと。業績が悪いときも株価を支えてくれる。なれ合いではなく、チェック機能が働くようになれば企業も成長できる。地元の経済にも良い。

 −今後の戦略は。

 卒業生らに講師としてフランチャイズ方式などでリアル校を運営してもらい、今年中には大阪に一校を開設する。その次は名古屋。ゆくゆくは全国展開を考えている。倭・美は証券の仲介業を始める。証券会社の代理店だ。スクールを卒業しても継続的にケアができる。教育から取引の場まで提供する総合投資サービスを展開したい。

 はまもと・たかやす 一橋大商学部卒業後、1996年4月、野村証券に入社。メリルリンチ日本証券、ファンネックス・アセット・マネジメントでファンドマネジャーなどを務める。2010年からインターネットを使ったeラーニングで金融知識を教え、これまでの受講生は1200人超。著書に「世界の“多数派”についていく『事実』を見てから動くFXトレード」がある。趣味は食べ歩き、スキー。石川県小松市出身。44歳。

会社メモ

 実践習得型の投資スクール。対面式のリアル校を運営するアンヤットと、インターネットによるeラーニングなどウェブ事業の倭・美の2社体制で展開している。倭・美は2008年4月に創業、アンヤットは10年4月に創業。

 

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