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コラム記者@

奥能登

 先月、能登半島の先端、石川県珠洲市を訪ねた。昨年は奥能登国際芸術祭も開かれた地。金沢から車で三時間近くかかったが、日本海の水平線や木々の緑は美しく、その土地でしか食べられない魚や海藻は絶品だった。道の駅の店番のおばあさんと話すと、自宅から一番近い食品を買える店までは、子に車で送ってもらっても三十分ほどかかるという。

 奥能登をはじめ、過疎地域での交通弱者の問題は深刻だ。路線バスの不採算路線で、減便や廃止は相次ぐ。需要の高まるタクシーでも、事業者は経営悪化や人材不足にあえぐ。

 珠洲で会ったおばあさんの笑顔が忘れられない。「なーんもないけど良い場所」。住みやすい場所であるよう、官民、業種を超えて知恵を絞れたらいい。 (嶋村光希子)

 

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