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コラム記者@

利益が戻るワケ

 銀行や信用金庫の決算取材では、しばしば「貸倒引当金」が登場する。大まかに言えば、顧客への融資が回収できなくなるリスクに備え、事前に費用として計上するお金を指す。顧客の業績改善などで不要となれば利益として戻ってくる。北陸では引当金を慎重に、多めに見積もったため、二〇一九年三月期は「戻り益」となって利益を押し上げると予想する金融機関もある。

 最近は企業倒産が少なく、貸し倒れの恐れが低いとして戻り益を見込むのは分かる。ただ、リスクの見積もりが過剰になり、顧客の将来性を見誤れば、地域経済を支える役割を十分に果たせるだろうか。顧客の業績改善や成長を促し、結果的に戻り益があれば御の字−。素人の甘い考えだろうか。 (平野誠也)

 

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