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コラム記者@

地域のために

 「先人の思いを引き継ぎ、地域の発展につなげることにしかわれわれの発展はない」。一月三十日に六十五歳で亡くなった鶴来信用金庫(石川県白山市)の前理事長中西啓一さんは昨年十月の取材の際、「地域のために」との思いを強調していた。

 二〇一六年九月の理事長就任以来、懸案の一つだったのは地域の中小企業の後継者問題。後継ぎの不在で廃業に追い込まれる事態を防ごうと県内二社と連携し、円滑な事業承継を図る枠組みを整えた。

 取材では「私も高齢者の仲間入りをした」と苦笑いした中西さん。一月上旬に入院する数日前にはランニングマシンを購入したという。中西さんの遺志は、六日に後任に就いた玉井重治理事長らに引き継がれた。 (平野誠也)

 

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