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コラム 風紋

小さな旅のすすめ

 この夏は二度、石川県内灘町の町歴史民俗資料館「風と砂の館」を訪ねた。一度目は県立美術館で開催中の「広重展」に特別展示されている版画「蓮湖之漁火(れんこのいさりび)」にちなみ、かつて盛んだった河北潟の漁業を知るため。二度目は「悲しみの記憶を巡る旅」を「ダークツーリズム」として提唱する金沢大の井出明准教授に同行し、米軍砲弾試射場に反対した住民闘争の歴史をたどった。砂丘地の着弾地観測所では、今にも砲弾の音が聞こえてきそうで、井出さんが強調する「ものが呼び起こす力」を実感した。金沢から車で二十分ほどの小さな旅。得たものは大きかった。 (文化担当・松岡等)

 

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